板尾創路「母性本能くすぐる研究した」ロマンポルノ作をキム・ギドクが絶賛

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板尾創路が主演を務めるロマンポルノ作品「ジムノペディに乱れる」が「第21回釜山国際映画祭」の「ミッドナイト・パッション部門」に正式招待され、10月7日にワールドプレミア上映が行われた。

「第21回釜山国際映画祭」オープニングセレモニーの様子。左から行定勲、芦那すみれ、板尾創路、岡村いずみ。

「第21回釜山国際映画祭」オープニングセレモニーの様子。左から行定勲、芦那すみれ、板尾創路、岡村いずみ。

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今年5月に日活ロマンポルノをメインプログラムとした特集上映「ロポクラシック・フィルム・フェスティバル」が行われるなど、性的な表現や規制に厳しい韓国でも注目が集まっているロマンポルノ。今回のワールドプレミアにも大勢のファンが集まり、840人収容の劇場が満席に。

「第21回釜山国際映画祭」開幕式の様子。左から行定勲、芦那すみれ、岡村いずみ、板尾創路。

「第21回釜山国際映画祭」開幕式の様子。左から行定勲、芦那すみれ、岡村いずみ、板尾創路。[拡大]

舞台挨拶に登壇した板尾は、「僕は韓国映画が大好きで、その韓国の地でワールドプレミア上映ができて光栄」と挨拶。「往年の俳優さんたちにずっと、成人映画の仕事がきたらやっておけと言われていたので、今回のオファーを受けたときはすぐにこの作品に参加しようと決めました」と出演を決意した際の気持ちを明かす。

「第21回釜山国際映画祭」にて、左から行定勲、板尾創路、キム・ギドク。

「第21回釜山国際映画祭」にて、左から行定勲、板尾創路、キム・ギドク。[拡大]

映画監督の古谷を演じるにあたり、同作の監督を務めた行定勲を意識したか聞かれると、「監督は、僕をイメージして脚本を書いてくれたと思うのですが、僕は、たぶん監督をイメージして演じていたんじゃないかと思います」とコメント。役作りについては「かなりモテるキャラクターなので、演じるうえで女性の母性本能をくすぐるにはどうしたらいいか、ということを研究しました」と語った。

また本作を鑑賞したキム・ギドク監督は「10分に一度、濡れ場を入れなければいけないルールがあったそうですが、まったく飽きさせず美しい物語に仕上がっていると思いました」と感想を述べている。さらに「日活ロマンポルノのことは知っています。とても面白い企画ですよね。もし機会があれば監督をしてみたいです」と意欲を示していた。

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