本日12月17日、「
「風に濡れた女」は、日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環として作られたもの。過去から逃げるように山で静かに暮らす男・高介と、生命力と性欲を持て余し野性的な魅力を放つ女・汐里の関係を描く。
第69回ロカルノ国際映画祭で若手審査員賞を獲得した本作。MCから海外映画祭での反響について聞かれ、塩田は「ロカルノは3人で行ったんですよ。けっこう喜んでもらえましたよね? ロカルノでは3人とも人気者になっちゃって」とにこやかに答える。間宮が「3人でレッドカーペットを歩きました。集合写真を撮られたあとに『君だけ残って!』とカメラマンの皆さんに言われて。そのときはいい気分でしたが、スマホで撮ってもらった写真を見たら監督と永岡さんが『早く終われよ……』という感じで写っていて。しまったー!と思いました」と話すと、永岡は「レッドカーペットの色を噛み締めていたんです」とフォローし、塩田は「間宮さんだけ5分くらい撮られているのを見ていたよね。広場に出たら、どでかいスクリーンに僕らの姿が映っていて(笑)」と続ける。
なお本作は香港でも上映が決定しているという。塩田は「この作品には、けっこう香港映画の影響が入っているんです。撮りながらこれはチン・シウトン監督の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』に似ているなと思って」と明かし、間宮と永岡は「(香港に)行けないんですかね?」「行きたい!」と目を輝かせる。また塩田が「『月光の囁き』を香港で上映してもらったときは『あんたは犬や!』っていう場面でお客さんがガハハハって爆笑していて。楽しんでもらえたんだなと思いましたが、複雑な気持ちでした(笑)」と懐かしむ場面も。
続いて、登壇者たちがそれぞれ本作を漢字一文字で表現することに。間宮は「獣」と書かれた色紙を見せて「汐里は最後、獣だったんじゃないかな」と述べる。「狡」と例えた永岡は「獣が交わるってことで……」とコメントし、「闘」を選んだ塩田を「見事なオチ! ずるい!」と感心させていた。
そして最後に塩田が「続編の構想がありまして。その出だしが宇宙空間なんですよ(笑)。宇宙船の船長は永岡くん。汐里は宇宙空間を飛んでるんです。『宇宙の風に濡れた女』というタイトルで……。それを実現させるためにもこの作品をヒットさせたいのでご協力お願いします」と観客に呼びかけてイベントの幕を引いた。
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如月陽(マルセル) @noboru_kisaragi
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