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「ANTIPORNO」冨手麻妙、監督の園子温に背中押されマカオ映画祭出席

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第1回マカオ国際映画祭に参加した冨手麻妙。

第1回マカオ国際映画祭に参加した冨手麻妙。

現在開催中の第1回マカオ国際映画祭にて、アジア映画が対象となるガラ部門「Hidden Dragons」に正式招待された園子温監督作「ANTIPORNO」のアジアプレミア上映が12月9日に行われ、主演の冨手麻妙が登壇した。

本作は、日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した企画「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環として作られたR18+作品。小説家兼アーティストとして時代の寵児となった主人公・京子の秘密が、虚構と現実の狭間で暴かれていく。

冨手はクリスチャン・ルブタンのハイヒールに、ディースクエアードの深紅のドレス姿で登場。「園監督の映画で、初めての主演、初めての海外映画祭をずっと目標にしてきたので、それが実現して本当にうれしいです」とあふれる思いを口にする。また「今日は、女性のお客さんがたくさんいたのが特にうれしいです。日本ではロマンポルノは男性が観に行くものだという認識がいまだにありますが、海外は1つの作品として、園監督の作品としてお客さんが観に来てくれているのが伝わってうれしかった」ともコメント。

園のスケジュールが合わず、ともに参加することは叶わなかったが、冨手は「私をマカオに行かせるために今撮影している作品のスケジュールを無理矢理空けてくれて、『行ってこい!』と背中を押してくれたので、今回ここに登壇することができました」と園に感謝を述べた。そんな園から届いたビデオメッセージの上映も。園は「『ANTIPORNO』はいろんなものに関するアンチの映画で、ポルノに対するアンチだけじゃなくて、政治や、映画だったりに対するアンチだったり、とにかく今まわりでどうもおかしいと思うものに対するアンチテーゼをした映画です」と観客へメッセージを伝えた。

「ANTIPORNO」は1月28日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。BSスカパー!では同日24時からR15+版が放送される。

冨手麻妙 コメント

私は園監督の映画で、初めての主演、初めての海外映画祭をずっと目標にしてきたので、それが実現して本当にうれしいです。
主演作が日本以外の国で上映されて、お客さんと一緒に観るという体験をできて、目標が達成できたことを実感できました。
今日は、女性のお客さんがたくさんいたのが特にうれしいです。日本では「ロマンポルノ」は男性が観に行くものだという認識がいまだにありますが、海外は1つの作品として、園監督の作品としてお客さんが観に来てくれているのが伝わってうれしかったし、これから日本で公開されるときにも、そんな見方をしてもらえたらうれしいです。園監督からは、とにかく楽しんでこいと言われました。本当は監督と一緒に来たかったのですが、園監督が、私をマカオに行かせるために今撮影している作品のスケジュールを無理矢理空けてくれて、「行ってこい!」と背中を押してくれたので、今回ここに登壇することができました。監督は私が海外の映画祭に行くのは初めてで、ずっと行きたいと言っていたのを知っていたので、自分の作品で行かせてあげようと思っていてくれたようです。朝からLINEで飛行機のラウンジの使い方など、細かいことをいろいろ教えてくれています。

園子温 コメント ※ビデオメッセージから抜粋

「ANTIPORNO」はいろんなものに関するアンチの映画で、ポルノに対するアンチだけじゃなくて、政治や、映画だったりに対するアンチだったり、とにかく今まわりでどうもおかしいと思うものに対するアンチテーゼをした映画です。
マカオは素晴らしい街だし、いつかマカオで映画を撮りたいと思っている街の1つなので、そこで上映されるということ、そしてマカオでどんな感想を持たれるかがすごく興味深いし、今回行けなかったことがすごく残念です。今は別の作品を撮っていて行けませんが、来年こそ、マカオに行きたいと思います。マカオの人々とたくさん作品について語り合えるのを楽しみにしています。

(c)2016日活

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