「ジムノペディに乱れる」は、日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念してスタートした「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の作品第1弾。せつなく不器用な大人の愛が官能的に描かれ、板尾は映画監督の古谷慎二役で女優陣との濡れ場に臨んでいる。行定監督からオファーを受けた際の経緯を、板尾は「来た!と。表情こそ変えませんでしたけど(笑)。ほぼオッケーするつもりで台本を読んだ」と打ち明けたほか「亡くなった原田芳雄さんにも『ポルノは機会があったらやっておけ』と言われたことがある」と話した。
舞台挨拶では濡れ場を撮影した際のエピソードが次々と語られ、板尾は芦那との共演を「彼女は覚悟ができていて鼻息が荒く、競走馬で言うと走りたくて仕方ない様子。騎手として抑えるのが大変でした」と笑いを交えて表現。また岡村が「板尾さんが撮影前にずっと手を握って、空気感を作ってくださった」と話すと、板尾は「ちょっとでもいいふうに映してあげたかった」と当時の心境を振り返り、行定監督も「板尾さんが女優さんをずっとケアしていてありがたかった」と感謝を述べた。
日活ロマンポルノを代表する女優として知られる風祭との濡れ場に関しては、板尾が「行定監督に無茶な体勢をリクエストされた。筋肉痛です」と太ももの裏をさすりながら苦笑する一方、「風祭さんは神様ですよ。神社を作りたい」と敬意を示す。最後に板尾は「今日は歴史的な日だと思います。(ロマンポルノは)普通の映画やテレビではなかなかできない表現。“人間ドラマ”で初めて主演させてもらったという気がする。原田芳雄さんの言っていた意味がわかった」と感慨深げに話した。
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