[ECD] 音楽をとおして半生を振り返る書籍
2007年11月10日 22:05 1
2005年に出版された自伝小説「失点イン・ザ・パーク」ほか、「新潮」や「En-Taxi」といった雑誌を中心に何本かの小説を発表してきたECD。これまで発表されたものはいずれも自伝的要素の強い私小説だったが、今回は生まれてから現在まで、特に音楽を中心にして時系列に沿って半生を振り返った内容となっている。
ラジオを通してロックに目覚め、パンクと出会い、劇団での活動を経てラッパーとなり、伝説のヒップホップイベント「さんピンCAMP」のプロデュースなどで日本語ラップシーンの基礎を築いた彼は、現在そのシーンにも違和感を感じ、さらにに新たな地点を目指している。つねに「いるべき場所」を探してきたECDの、その時々に目撃してきたさまざまなシーンが綴られた本書。彼にとっての同時代カルチャー史ともいえる1冊だ。
また、この書籍の出版記念イベントが東京・渋谷UPLINK FACTORYにて12月7日に開催されることも決定。「remix」編集長の野田努をゲストに迎え、秘蔵映像や未発表音源を流しながらの対談が予定されている。当日は先着70名限定でECDの特製CD-Rをプレゼント。貴重な証言を聞くことができる機会なので、興味がある人は「UPLINK FACTORY」のサイトで予約しておこう。
商品情報
ECD著「いるべき場所」
公演情報
ECD「いるべき場所」出版記念イベント
- 2007年12月7日(金) 東京・渋谷UPLINK FACTORY
OPEN19:30 / START20:00
1500円(1ドリンク別 / 予約あり)
<出演>
・ECD
・野田努(remix)
関連リンク
ECDのTV・ラジオ出演情報
タグ
音楽ナタリー @natalie_mu
ECDによる初の音楽的自伝書「いるべき場所」が11月20日に発売されることが決定した。 http://natalie.mu/news/show/id/4132