川本真琴、9年越しの新作で“ただあるがままの音楽人”へ

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2月19日にリリースされる川本真琴のニューアルバム「音楽の世界へようこそ」の収録内容が明らかになった。

川本真琴とは?

1974年生まれの女性シンガーソングライター。1996年5月に岡村靖幸が作曲・編曲・プロデュースを手掛けたシングル「愛の才能」でメジャーデビューし、いきなりスマッシュヒットを記録する。その後も「DNA」「1/2」「桜」などのシングルがチャート上位にランクイン。個性的な歌詞と独特の譜割り、ポップでキャッチーな楽曲で人気を博す。しかし、2000年代に入ると表立った活動が停滞。その後2006年に朝日美穂、もりばやしみほとの期間限定ユニット・ミホミホマコト名義でミニアルバム「ミホミホマコト」、タイガーフェイクファー名義によるシングル「山羊王のテーマ」をリリースし、本格的に音楽活動を再開させる。2010年2月には前作から9年ぶりとなるソロ3rdアルバム「音楽の世界へようこそ」をリリースし、音楽ファンの話題を集めた。2014年には植野隆司(テニスコーツ)、澤部渡(スカート)らと新バンド・川本真琴withゴロニャンずを結成。2016年8月に1stアルバム「川本真琴withゴロニャンず」をリリースした。同年、メジャーデビュー20周年を記念してセルフカバーアルバム「ふとしたことです」を発表する。現在は、神聖かまってちゃんとのコラボや、竹達彩奈、ぱいぱいでか美らへの楽曲提供なども精力的に行っている。

アルバムラストに収められている「小鳥の歌」にはキャロル・ケイがベーシストとして参加。東京-ロス間でインターネットを介してのコラボとなったが、ケイは川本の歌声とメロディを大いに気に入っているという。

アルバムラストに収められている「小鳥の歌」にはキャロル・ケイがベーシストとして参加。東京-ロス間でインターネットを介してのコラボとなったが、ケイは川本の歌声とメロディを大いに気に入っているという。

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自然体で音楽に取り組む川本真琴の姿がそのまま写し出されたアルバム「音楽の世界へようこそ」ジャケット写真。本作は「川本真琴 feat. Tiger Fake Fur」名義の作品となる。

自然体で音楽に取り組む川本真琴の姿がそのまま写し出されたアルバム「音楽の世界へようこそ」ジャケット写真。本作は「川本真琴 feat. Tiger Fake Fur」名義の作品となる。

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「川本真琴」の名が冠されたアルバムとしては、前作「gobbledygook」以来およそ9年ぶりとなる本作。インタールード2曲を含む14曲は、最新の書き下ろし曲から2001年頃から試行錯誤を続けたナンバーまでさまざま。かつての「川本真琴」が作り上げた雄弁なフィクションの要素を捨て、「ポップスター」から念願の「ただあるがままの音楽人」へと生まれ変わり、熟成を重ねた彼女のドキュメンタリー作品とも呼べる内容に仕上がっている。

この9年間、何度も録音を中止して作品を出すことを悩み続けたという川本。いくつもの思いを超えて完成した彼女の“音楽の世界”は、長年のファンはもちろん「愛の才能」や「桜」「1/2」といったヒットソングを知らない人の胸にも届くはずだ。

「音楽の世界へようこそ」収録曲

01. 音楽の世界へようこそ
02. 何処にある?
03. 夜の生態系
04. アイラブユー
05. 石の生活
06. 鳥
07. ウグイスー
08. クローゼット
09. 縄文
10. へんね
11. 海
12. ポンタゴ
13. マギーズファームへようこそ
14. 小鳥の歌

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