EGO-WRAPPIN'、“レアラッピン”編成でアダルトなライブ

EGO-WRAPPIN'が6月6日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて全国ツアー「EGO-WRAPPIN' live tour "steal a person's heart"」の東京公演を開催した。

最新アルバム「steal a person's heart」を携えた今回のツアーは、中納良恵（Vo, Piano）、森雅樹（G）、菅沼雄太（Dr）、真船勝博（B）、大野由美子（Key / Buffalo Daughter）といったメンバー編成で実施。さらにゲストプレイヤーとして武嶋聡（Sax, Flute）、清水一登（Vibraphone）、徳澤青弦カルテットが参加してEGO-WRAPPIN'サウンドに彩りを添えた。

ライブは「steal a person's heart」収録曲を中心に、懐かしの名曲や代表曲を織り交ぜて進行。中には森がドラムを叩き、菅沼がギターを弾く場面もあった。中納はグランドピアノを奏でたりフロントで踊ったりしながら、ホールいっぱいに圧巻のボーカルを響かせて観客を引き込んでいく。アンコールでは徳澤青弦カルテットを加え特別なアレンジを施した人気ナンバーを披露。徳澤が紡ぐ美しいチェロの音色が客席を魅了した。

また最初のMCで中納は、この日の編成が普段のバンドメンバーと異なることに触れ「今日は“レアラッピン”ですね。かつ“アダルトラッピン”です」と発言。最後にはアルバムタイトルにかけて「知らぬ間に心を盗めたかしらー？ 恋泥棒できたかしらー？」と問いかけつつ、ゲストプレイヤーやファンへの感謝を述べた。

なお今後EGO-WRAPPIN'はツアーファイナルとなる6月26日の大阪・御堂会館まで全国各地を巡回。さらに夏の恒例イベントといえる野外ワンマンライブを、7月13日に東京、8月11日に大阪にて開催することも決定している。野外での2公演はEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX名義で行われ、「EGO-WRAPPIN' live tour "steal a person's heart"」とは異なる、“EGO流夏祭り”のような雰囲気で展開されるとのこと。チケットの一般発売は本日6月8日よりスタート。