Superfly、5周年ツアーファイナル「ファンが私の誇り」

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Superflyがアリーナツアー「Superfly 5th Anniversary Super Live GIVE ME TEN!!!!!」の最終公演を昨日4月21日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行った。

4月21日に行われた「Superfly 5th Anniversary Super Live GIVE ME TEN!!!!!」ツアーファイナルの様子。

4月21日に行われた「Superfly 5th Anniversary Super Live GIVE ME TEN!!!!!」ツアーファイナルの様子。

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開演前、会場のスクリーンにはデビューシングル「ハロー・ハロー」のジャケット写真から現在までに発表されたさまざまな写真が年代順に映し出される。映像が終わると大観衆の手拍子と歓声が巻き起こる中、越智志帆がステージに登場。「ハロー・ハロー」からライブをスタートさせた。

2曲目「Hi-Five」のリズミカルなドラムが会場に鳴り始めると越智が「こんばんはSuperflyです! さいたま、今日も盛り上がっていこうぜ!」とテンション高く挨拶。続いて「マニフェスト」「恋する瞳は美しい」が立て続けに披露され、場内のあちこちから喝采が起こった。

続く「1969」では暖色系の明かりと越智の歌が相まって、なんともロマンチックな雰囲気が会場を満たす。続く「凛」では丁寧に歌声を響かせる越智の姿に観客はうっとりと見入っていた。

最初のMCで「改めましてこんばんは! Superflyです! 今日はツアーファイナルです。(会場を見渡して)びっしりやね。1万6000人も来てるってすごいね。ファイナル思い切り楽しもうね」と集まったファンに言葉を投げかけ「去年Superflyはデビュー5周年だったんですね。今年で6周年になってしまったけど、去年お祝いをまともにやってなかったからどうせならお客さんと一緒にと思って」とツアー開催の経緯を話し「これまでの活動を振り返ったとき幸せなこともつらいことも苦しいこともあったけど全部ひっくるめて今のSuperflyにつながってると思ってます。今日の最後に思い切り自分を褒めてあげられるライブにしたい」とライブの意気込みを真摯に語った。これに続いて「自分自身を見つめながら書いた曲です」と説明した上で「Secret Garden」を披露。場内には美しいメロディが響きわたった。

続いて越智は「Nitty Gritty」「アイデンティティの行方」と立て続けにロックンロールナンバーを披露し、オーディエンスを圧倒する。「Deep-Sea Fish Orchestra」では会場の真ん中に設けられたセンターステージにてダークで壮大なサウンドを場内に響かせる。そしてピアノの音色から始まった「My Best Of My Life」で観客はうっとりとその世界観に酔いしれた。

ライブの中盤が過ぎたあたりで越智は鮮やかな色の衣装に着替えステージに再登場。「いくぜさいたま!」と絶叫し「タマシイレボリューション」が鳴らされる。センターステージやメインステージで縦横無尽にパフォーマンスを繰り広げる越智の姿にオーディエンスから大きな歓声があがり、観客のパワーを感じたのか越智がガッツポーズをとる場面も観られた。

そして越智が「こっから激しくなるけどいいですか! 思い切り大暴れしてください! でっかい声聞かせてね!」と煽ると客席は歓声でそれに応える。その後は「平成ホモサピエンス」「How Do I Survive?」「嘘とロマンス」「Get High!!~アドレナリン~」「Alright!!」「Force」と怒濤のロックナンバーが披露され、客席は熱気に包まれた。

続くMCでは「今はこうやってSuperflyとしてアリーナツアーができてるけど、デビューしてすぐはライブハウスに10人くらいしかお客さんがいない中で歌っていて、不安に思っていた時期もありました。今はほんとにファンのみんなの力を実感している。喉を壊してライブを延期してしまった私にもみんなは優しい声をかけてくれて、なんて温かい人たちに支えられてるんだと感じたんです」と話し客席に深々とおじぎをすると、観客はこの日一番大きな拍手をステージの越智に送った。「次の曲はある人に感謝の気持ちを込めて書いた曲。今日はみんなに対して歌わせてください」と語り「輝く月のように」を披露した。

曲が終わると越智は「ファイナル集まってくれたみんなどうもありがとう! 最後の曲歌いたいと思います。みんな参加して!」と絶叫し「スタンディングオベーション」がスタート。ときにステージ上でバンドメンバーとじゃれあい笑顔を見せながらパフォーマンスを繰り広げる越智。曲が終わると「どうもありがとうございました! Superflyでした!」と改めてオーディエンスに対し感謝を表明してライブ本編は終了した。

会場にアンコールの声が巻き起こる中、越智はステージに登場し「Beep!!」をアンコール1曲目として鳴らす。続くMCで越智は「次に演る曲でSuperflyを好きになってくれた人ってたくさんいると思うけど、この曲が世に出てから葛藤が絶えなかったんです。制作しているとき自分の力を全部出し切れなかったことを後悔してしまって、一時はライブで歌うことをやめていました。けれど最近もう一度この曲と向き合おうと思ってある日のライブで歌っていると、客席で肩を組んで幸せそうに歌ってくれている姿が見えたんです。その光景を観たときに気持ちが軽くなって、今まで自分が抱えていた葛藤が全部どこかに消えていったんですね。私にとってこの曲が大切な曲だと改めて気付かせてくれたのはみんなのおかげです」と過去の心境を包み隠さず告白する。そして「今日はツアーファイナルの特別な日ってことでもう1人、Superflyチームの仲間を呼んで一緒に演奏してもいいですか?」と客席の期待を煽り「大きな拍手で迎えてください。プロデューサー蔦谷好位置!」と紹介。これを受け蔦谷がステージに登場し会場が大きく沸く中、一緒にSuperflyの代表作と言える名曲「愛を込めて花束を」を披露した。曲のサビでは客席から大合唱が起こり、越智はなんともうれしそうな表情を浮かべていた。

曲が終わり蔦谷がステージを去ると「ここに集まってくれたみんな最高です! 最後の最後の最後の曲歌います! みんなの明日が、素晴らしい日々が続くように祈りをこめて!」と力強く話し「Rollin'Days」を披露。会場のオーディエンスはみな楽しそうに、越智のパフォーマンスに見入っていた。

すべての音が鳴り終わるとステージでは出演者同士がハイタッチを交わす姿が観られた。再度マイクを握った越智が「みんなに拍手を送ってもらいたい人たちがいます。私を5年間支えてくれたスタッフのみんなや作曲家の多保孝一と名前を挙げだしたらキリがないけど関わってくれたスタッフに大きな拍手を」と途中声を震わせながらオーディエンスに呼びかけ、客席は大きな拍手と歓声でそれに応えた。最後に越智は「こんな素晴らしいファンに支えられて音楽活動できているのが私の誇りです。ほんとにありがとう! またどっかで会える日を楽しみにしているからみんなそれまで元気でね! Superflyでした!」と力強く話して、名残惜しそうにステージ袖に姿を消した。これにてアンコール含め全23曲が演奏されたツアーファイナルは幕を閉じた。

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読者の反応

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ちはるん@next志帆は未定♡ @chihashi41y

flyerさんから回ってきた過去記事。
5周年の時!次は10周年。

志帆ちゃんが苦しい時は
みんなの光が志帆ちゃんを守る。

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