LUNA SEAが国内のライブハウスに立つのは、2000年に開催されたファンクラブ限定ツアー以来。5大都市を回るツアーも2000年の終幕直前に行われた全国ツアー以来となり、会場にはLUNA SEAの勇姿を間近で観ようと大勢のSLAVE(ファン)が駆けつけた。
定刻が過ぎた頃に会場が暗転しベートーベン「月光」が流れ始めると、SUGIZO(G, Violin)を先頭にメンバーが次々とステージに登場。最後にRYUICHI(Vo)がセンターに経つと、真矢(Dr)のカウントからINORAN(G)のギターリフが鳴り響き、J(B)の掛け声を合図に「TONIGHT」からライブをスタートさせた。
LUNA SEAはライブ序盤、アッパーチューンを立て続けに披露。5曲目には早くも新曲「Rouge」を演奏し、観客を喜ばせた。その直後のMCでは、RYUICHIが「いつも遠い景色のところばかりにみんなを呼んでいたので、今度は俺たちがみんなに会いに行く番だと、このZeppツアーを決めた」とこのツアーに対する思いを吐露。続けて「このバンドがロックバンドとして本物かどうか、その目でしっかり観て、刻んで帰ってくれ!」と挑発的な言葉でフロアを煽った。
この日のライブでは3つ用意されたセットリストコンセプトの中から「FUTURE ERA」が選ばれ、終幕前の2作品「SHINE」「LUNACY」からのナンバーを軸に構成されたメニューを展開。RYUICHIは「LUNA SEAの未来には、何の約束もありません。だけどこうしてみんなと一緒に今日を作ること、駆け抜けていくことで次の新たな夢が見えてくるのかもしれません」と語り、今回のツアータイトルにも用いられたもうひとつの新曲「The End of the Dream」を熱唱した。
ライブ終盤では「このツアーのファイナルが延長されました。しかもSLAVE限定ギグです!」と、2月17日に東京・NHKホールでファンクラブ限定ライブを開催することも発表。客席からは悲鳴に近い歓声が上がり、バンドからのサプライズ発表を喜んだ。
LUNA SEAはアンコールを含む全15曲を演奏。この中には20分以上におよぶ「THE ONE -crash to create-」が含まれており、圧倒的な歌と演奏に観客が息を飲む場面もあった。今後彼らは12月中旬まで国内Zepp会場を回り、12月23日には大阪・大阪城ホール、24日には宮城・仙台サンプラザホールにてライブを実施。年明け1月には東京・日本武道館で6日間にわたるライブを展開し、1月下旬から2月上旬にかけて台湾、香港、タイ、シンガポールでも公演を行う。
SLAVE限定GIG 2013
2013年2月17日(日)東京都 NHKホール
※ファンクラブSLAVE会員限定ライブ
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音楽ナタリー @natalie_mu
LUNA SEA、Zeppツアーついに開始&SLAVE限定ギグも http://t.co/Y06AHQrG