このイベントはカラオケ配信がスタートした楽曲「友達じゃがまんできない」にちなんで、参加できるのはまだ夫婦やカップルになっていない2人組。2人のうち1人が“友達じゃがまんできない”相手に向かってこの曲を歌う。なお2人の組み合わせは男女ペアだけでなく、男性同士、女性同士でも参加することができる。
エントリーできる人数は5組10名で、応募期間は11月21日23:59まで。なお、当日はスペースシャワーTVの番組収録が入る可能性があるとのこと。
前野健太コメント
「カラオケのこと」
カラオケの力を信じている。歌は歌い継がれてきた。その現場が今まさにカラオケにあるのではないかと僕は思っている。友人たちとカラオケに行く。年に数回しか行かないが、そこで友人が熱唱する聴いたことない歌に、何度ハッとさせられたことか。それはこの街だけではなく、あの街、ずっと遠くの町でも起こる。この前佐賀にライブに行ったときのこと、誘ってくれた方たちと場末のスナックに入った。僕は店に入ったばかりだという黒い服を着たちょっと無口な女の子、いいなと思っていた。ベテランの子たちがあゆ、倖田來未と歌って、その子が一曲だけ歌えるんですけど歌っていいですか? と言った。もちろん、歌って歌って、と答え、歌い始めたのが「渡良瀬橋」。僕は不覚にもその名曲を今まで知らなかった。その子が歌いだした瞬間、そのたどたどしい歌い方、モニターに浮かぶ歌詞に一瞬で身震いし、聴き入ってしまった。こんな名曲をなぜ今まで知らなかったのだろう。。それから東京に戻ってすぐにPVを探しCDを買った。もちろん何回も聴いたけど、あのときのあの子の「渡良瀬橋」を未だ越えるものはない。それから僕はライブでこの曲をカバーし始めた。僕にとってこの曲は、あの場末のスナックのカラオケと深く結びついていて、そういう経緯で好きになった、という事実も結構気に入っている。街の中でそういう場所を生み出すことができるカラオケを僕はすごいと思うし、そうやって自分の曲がどんどん歌い継がれていったら、歌も喜ぶんじゃないかと思う。そんなカラオケに入った初めての曲、「友達じゃがまんできない」。僕はまだカラオケで歌ってないけど、知らない街で誰かが歌うこの曲がカラオケから聴こえてきたら、それはとても素敵なことのように思うし、そうやって知らない街で歌われるような曲をどんどん作っていきたいと思っている。
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山本暢哉 @heron1020
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