UKプロジェクト所属5バンド、福岡で「Let's ダバダバ」

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ライブツアー「UKFC on the Road」の福岡公演が、本日8月19日に福岡DRUM LOGOSで行われた。

本日8月19日「UKFC on the Road」福岡DRUM LOGOS公演終了後の記念撮影。(Photo by 古溪一道)

本日8月19日「UKFC on the Road」福岡DRUM LOGOS公演終了後の記念撮影。(Photo by 古溪一道)

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「UKFC on the Road」は、UKプロジェクト所属のバンドが各地を回る合同ツアー。BIGMAMA、[Champagne]、POLYSICS、THE NOVEMBERS、the telephonesの5バンドが仙台、新潟、福岡の3カ所でライブを行うという企画で、この福岡がツアーファイナルとなった。

BIGMAMA

会場ごとに出演順が異なるこのツアーだが、この日のトップバッターはBIGMAMA。1曲目「荒狂曲 ”シンセカイ”」からライブが始まると、満員の観客はバンドの登場を待ちかねたようにハンドクラップやクラウドサーフで盛り上がる。金井政人(Vo, G)は「福岡の皆さんお久しぶりです! ここにいる皆さんと僕ら5バンドで最高の夜にしましょう」と挨拶し、さらに激しい音を叩きつけていく。後半のMCで金井は「このツアー、遅れてきた修学旅行みたいでめちゃめちゃ楽しかったです」と笑顔を見せ、ラストの「計算高いシンデレラ」ではフロアが一体となってコーラスの声を響かせた。

THE NOVEMBERS

THE NOVEMBERSのステージは「Misstopia」からスタート。奥行きのあるサウンドで会場の空気を一変させる。続いてバンドは今月リリースしたばかりのニューシングル「(Two) into holy」から「夢のあと」、ニューアルバム「To (melt into)」から「彼岸で散る青」を披露した。「夢のあと」ではケンゴマツモト(G)がキーボードに向かい、新作の豊かな世界観を再現。「彼岸で散る青」では鋭角なビートと小林祐介(Vo, G)のシャウトが、集まった観客の心を鋭く突き刺していく。さらに「dysphoria」で混沌の極みを見せつつ、そのまま「こわれる」「白痴」と初期の名曲を連発。鳥肌必至の存在感を見せつけた。

the telephones

ステージに登場するなり「踊ろうぜ! 初っぱなからいこうぜ!」と煽る石毛輝(Vo, G, Syn)の言葉どおり、the telephonesは1曲目から早くもトップギア。「Monkey Discooooooo」のイントロが鳴るとフロアは後方までモッシュの嵐。満員の観客がそれぞれに腕を振り上げ「DISCO!」と叫ぶ。ライブ中盤では、岡本伸明(Syn, Cho)が銀のスパンコールシャツに着替えてフロアを沸かせつつ、10月発売のニューアルバム「Rock Kingdom」に収録される「Yeah Yeah Yeah」を披露。後半は「Urban Disco」「HABANERO」と畳みかけ、「We Are Disco!」「We Are UKFC!」コールで会場は一体化。ラストの「I Hate DISCOOOOOOO!!!」まで、アッパーチューンのみのセットリストで福岡のオーディエンスを盛り上げた。

[Champagne]

4番手を務める[Champagne]は、1曲目「For Freedom」からタイトなグルーヴでフロアの熱狂を加速させていく。そしてイキのいい演奏に導かれるように観客は腕を振り上げ、激しいモッシュに身を委ねる。「Rocknrolla!」の間奏では川上洋平(Vo, G)が「今日はUKFCに来てくれてありがとう。東京からはるばる15時間くらいかけてやってきました!」と伝え、観客を沸かせる場面も。さらに中盤ではアッパーな新曲「言え」も披露。川上の「福岡マジ愛してるぜ!」のシャウトに続いて「city」のイントロが奏でられると、フロアからは「わあっ!」という歓声が起きた。川上はステージの背後に掲げられた「UKFC on the Road」のフラッグを指して「この日本地図が世界に広がるように。来年もやりたいです」と力強く語り、ラストナンバー「untitled」を演奏した。

POLYSICS

記念すべき「UKFC on the Road」ツアーファイナルのトリはPOLYSICSが担当。大歓声を浴びつつステージに登場した3人は「BUGGIE TECHINICA」をいきなり投下。続く「How are you?」ではフミ(B, Vo)がボーカルを務め、ハヤシ(Vo, G, Syn)が爆音でギターをかき鳴らす。ハヤシは「お久しぶり福岡!」「このツアーを俺らが楽しんでるの伝わるでしょ」と笑顔で話し、博多弁とご当地ネタ満載のMCを披露。そしてライブは「Young OH! OH!」から後半戦に突入し、「シーラカンス イズ アンドロイド」「Shout Aloud!」「Smile to Me」とキラーチューンが惜しみなく連発されていく。この時点でイベント開始から約4時間半が経過しているにもかかわらず、疲れも忘れ踊りまくる観客たち。ラストナンバー「Electric Surfin' Go Go」でさらにヒートアップしつつ、POLYSICSのライブ本編は終了した。

そして迎えたアンコールでは、ハヤシが「俺らどこに行ってもアウェイだったけど、UKプロジェクトで仲間に巡り会えて、このツアーの集合写真を撮ったときにすごくうれしくて。UKプロジェクトはカッコいい事務所だよね。これからもこの5バンドで世界中をかき回していきます!」と宣言。この日出演した全バンドをステージに呼びこみ、「Let's ダバダバ」の大合唱と狂乱のムードに包まれて「UKFC on the Road」は大団円を迎えた。

UKFC on the Road @福岡DRUM LOGOS 2011年8月19日セットリスト

BIGMAMA

01. 荒狂曲 ”シンセカイ”
02. CPX
03. Paper-craft
04. 走れエロス
05. the cookie crumbles
06. 秘密
07. 計算高いシンデレラ

THE NOVEMBERS

01. Misstopia
02. 夢のあと
03. 彼岸で散る青
04. dysphoria
05. こわれる
06. 白痴

the telephones

01. Monkey Discooooooo
02. DISCO AGE MONSTERS
03. A.B.C.DISCO
04. Yeah Yeah Yeah
05. Urban Disco
06. HABANERO
07. I Hate DISCOOOOOOO!!!

[Champagne]

01. For Freedom
02. Yeah Yeah Yeah
03. Rocknrolla!
04. 言え
05. Cat 2
06. city
07. untitled

POLYSICS

01. Heavy POLYSICK(SE)
02. BUGGIE TECHINICA
03. How are you?
04. Beat Flash
05. Mach肝心
06. Young OH! OH!
07. シーラカンス イズ アンドロイド
08. Shout Aloud!
09. Smile to Me
10. Electric Surfin' Go Go
<アンコール>
11. Let's ダバダバ

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