RIZE×ブンブン、恵比寿で“マジヤバ”なロックバトル展開

2014年5月23日 15:58 200 11 音楽ナタリー編集部

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RIZEとBOOM BOOM SATELLITESが昨日5月22日、東京・LIQUIDROOM ebisuでツーマンライブを行った。

RIZE

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BOOM BOOM SATELLITES

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ライブ終了後のRIZEとBOOM BOOM SATELLITES。

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先攻のBOOM BOOM SATELLITESは、「MOMENT I COUNT」からライブをスタート。川島道行（Vo, G）と中野雅之（Programming, B, G）は、サポートメンバーの福田洋子（Dr）を交えたトリオ編成でアグレッシブなダンスビートを次々に繰り出していく。ライブが進むにつれて会場の空気はさらに加熱していき、曲によってはクラウドサーファーが登場するほどの盛り上がりをみせた。

この日のライブでは映画「MONSTERZ モンスターズ」の“スペシャルトレイラーミュージック”に採用された新曲「ONLY BLOOD」のほか、タイトル未定の新曲も披露。川島はいつも以上に熱の入ったボーカルを会場に響かせ、中野はさまざまな楽器を駆使しつつ、ときにステージ上を動き回って観客を煽る。しなやかなビートとヘビーなサウンドが共存する彼らの世界観はRIZEのファンをも魅了し、ラストの「FOGBOUND」でクライマックスを迎えて全8曲、約50分におよぶステージが終了した。ライブを終えた川島は観客に向けて「ありがとうございました。RIZEで全部出し切って帰ってください」と挨拶。そして中野とともにステージから一段下りて前方の観客とハイタッチをしてから、ステージをあとにした。

後攻のRIZEはサポートギタリストのRioを含む4人編成で、パワフルなライブを展開。東京ではひさしぶりのライブということもあり、メンバーは皆これでもかというほど全力で名曲の数々を演奏していった。JESSE（Vo, G）が「元気だったか！」と叫ぶとフロアの観客は熱い声援を返し、1曲目からクラウドサーファーが続出。ライブ序盤の「Get the Mic」ではファンがハンドクラップと大合唱でバンドの熱演に応え、会場の熱気はさらに高まっていった。

MCではJESSEが「BOOM BOOM SATELLITESと一緒にやれること、キッズ的にはマジヤバで。BOOM BOOM SATELLITESのサポーターの皆さんも、最後まで残ってくれてありがとう」と感謝の言葉を送り、その後ろではKenKen（B）や金子ノブアキ（Dr）がそれぞれ思い思いのフレーズを鳴らし続ける。さらにライブ後半ではJESSEの「RIZEがこれからどうしたいかの意思表示をしたい」という言葉とともに、待望の新曲も披露された。その後も彼らはライブの定番曲や人気ナンバーを連発し、アンコールを含む全12曲でRIZEの“今”を提示してライブを終了。ファンとのコミュニケーションを楽しんだあと、JESSEは「ロックバンドでした！」と高らかに叫んでステージを降りた。

なおナタリーではライブ終了後、RIZEとBOOM BOOM SATELLITESのメンバーに競演の感想を聞いた。

BOOM BOOM SATELLITESコメント

川島道行

ずいぶん前に赤レンガ倉庫で一緒にやったじゃないですか。今日はたぶんそのとき以来で。RIZEのみんなが活動している状況はずっと耳にしていたので「あ、続けてるな。いいな」とシンパシーを覚えるところだったんです。でも今回はライブに誘われて、負けられないなと。すごい緊張と意気込みで、昨日は眠れなかったんです（笑）。

中野雅之

今日はライブに呼んでいただいて光栄というか。RIZEはひさしぶりに東京でライブをするということですごい気合いだったんで、そこに感銘を受けました。僕らもがんばんなきゃなって（笑）。

RIZEコメント

JESSE

純粋に対バンとして、そして強敵として見てくれていることがすごくうれしいですね。誘ってよかったって思います。今はバンドを続けるのもすごく困難な時代で、昔は周りにいたバンドがどんどんいなくなっていて。でも俺らはバンドを続けていくことが目標で……だから、昔から一緒にやってきた同じ穴のムジナじゃないけど、そういう人たちとこうやって一緒にやれたことで、またこの先10年は続けられるなってやる気が出ました。今度はBOOM BOOM SATELLITESに誘われるぐらいのバンドになっていたいですね。