新国立劇場 演劇の次期芸術監督・
これは上村が2026/2027シーズン 演劇 ラインアップ記者会見で発表した“集団創作による新作”のことで、演出の
プロジェクト始動に向けて上村は「『ドラマコネクト』。劇団というわけではありませんが、時間をかけてディスカッションやトライアンドエラーを繰り返し、日本語の新作を作り上げます。今回は、劇作家を公募し、それから劇作と演出のコンセプトを共有したうえで、フルオーディションで出演者を募り、そこから時間をかけて物語を創作していきます。集団創作の可能性を再発見し、新国立劇場という場で、清新な感性同士が、Connect(コネクト)=繋がっていければと思います」とコメント。
五戸は「劇作家の皆さまに向けて」と題したメッセージで「演出担当として、まずは、全ての参加者が安心して、対等な立場で意見交換できる環境を作りたいと思います。その方法を編み出したいと思っています。劇作家が楽しく稽古に関わる方法についても、ぜひ一緒に探してください」と思いを述べた。
応募資格など劇作家の募集要項は劇場公式サイトにて確認を。応募受付は5月15日23:59まで。
上村聡史コメント
新しい才能との出会い「ドラマコネクト」
演劇には、作り手の思いがお客様に届いたとき、想像力が刺激され、お互いの日々を豊かにする可能性があります。それは創作現場も同じで、劇作家の思いが、作り手たちに届いたとき、想像の翼は大きく羽を広げます。もちろん演出者の思考、俳優の声、スタッフのアイデアが、劇作家に届いたとき、想像の化学反応が起き、物語がより豊かなものへと育くまれていきます。こうした集団創作におけるシェアは、仕事の役割は違えど、みな同じ立場にあります。日本には、たくさんの劇団が存在し、作り手同士のそうした想像の化学反応によって、数多くの優れた作品が生み出されてきました。
また、私の敬愛するワジディ・ムワワドは、劇作家として駆け出しの頃、演劇仲間を自宅のアパートに集め、ダイニングテーブルを囲みながら、「私たちは何をおそれているだろうか」という質問から出発し、仲間たちの貴重な意見や他愛もない話にじっくり耳を傾け、そして台詞を紡ぎ、試作を繰り返しながら、「岸 リトラル」という作品を誕生させました。
「ドラマコネクト」。劇団というわけではありませんが、時間をかけてディスカッションやトライアンドエラーを繰り返し、日本語の新作を作り上げます。今回は、劇作家を公募し、それから劇作と演出のコンセプトを共有したうえで、フルオーディションで出演者を募り、そこから時間をかけて物語を創作していきます。集団創作の可能性を再発見し、新国立劇場という場で、清新な感性同士が、Connect(コネクト)=繋がっていければと思います。
五戸真理枝コメント
劇作家の皆さまに向けて
劇作家が、一人原稿用紙やパソコンに向き合い、物語を紡ぎ出し、演出者、出演者、スタッフは、劇作家が戯曲に刻んだ言葉の一つ一つを丁寧に読み解き、作品を立ち上げる。多くの演劇はそのような過程で作られます。
一方で、演劇の稽古場は、異なる価値観を持つ人間が集い、意見を交換し、対話を重ねながら、まだ見ぬ新しい舞台表現を生み出していく場所でもあります。
今回は、この意見交換や対話、試行錯誤を繰り返す稽古の時間に、劇作家の方にも参加していただきたいと考えています。今後選考する出演者の皆さまには、台本執筆のための準備過程にも参加していただく予定です。集ったメンバーの感性や想像力を活用しながら台本を書いてみてください。そして書き上がった上演台本から演技が立ち上がる過程でも、何か思いつくことがあれば、台詞を足したり、引いたり、リライトしていただき、それを試してみるなど、作品の可能性を言葉の面から一緒に探していただきたいのです。
とは言え、劇作家の皆さまの中には、大勢の中で発言することが苦手な方もいらっしゃると思います。
演出担当として、まずは、全ての参加者が安心して、対等な立場で意見交換できる環境を作りたいと思います。
その方法を編み出したいと思っています。劇作家が楽しく稽古に関わる方法についても、ぜひ一緒に探してください。
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上村聡史の新プロジェクト「ドラマコネクト」始動、劇作家募集がスタート(コメントあり)
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