11月20日に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕する「
「鼻血─The Nosebleed─」は日本にルーツを持つアメリカの劇作・演出家、パフォーマーのオガワの作品で、2021年にニューヨークにて初演され、その後各地で上演されている作品。“失敗”をテーマにした本作では、亡くなった父親との関係性を軸に、主人公の半生を見つめ直すような作品となっている。
上演に向けオガワは「この作品は、異なる文化やコミュニティの狭間に立つ私自身から生まれたとても内面的な物語です。信頼できる仲間たちの身体を通してこそ、この物語を伝えられます。この作品を日本に持ってくるのは、アーティストとして今までで一番怖い挑戦かもしれません。日本の皆さんがこの物語をどう受け止めるのか? このカンパニーが作品に込めた思いによって、この作品のエッセンスがあなたの心にも届くことを願います」とコメント。
出演者にはドレイ・キャンベル、アシル・リー、クリス・マンリー、オガワ、塚田さおり、カイリー・Y・ターナーが名を連ねた。キャストのコメントは以下の通り。公演は11月20日から24日まで行われる。
ドレイ・キャンベル コメント
「鼻血―The Nosebleed―」を演じるたびに、自分のことや、人間らしさ、弱さ、そして「失敗」の力について新しい発見があります。私はこの作品を、毎回新しいお客様へギフトとしてお届けするのが大好きです。東京の皆さんがどんなふうに反応してくださるのか、とても楽しみにしています!
アシル・リー コメント
「鼻血―The Nosebleed―」を上演するたびに、いつも特別な気持ちになります。観客の皆さんと直接つながることが(そして一緒に動いてみることも)できるからです。このカンパニーに入ったときに、家族にそしてその歴史に迎え入れられたような温かさを感じました。観に来てくださる皆さんにも、その温かさを受け取ってもらえたらいいなと思います。
クリス・マンリー コメント
この作品に関われて本当に幸せです。これまでに50回以上演じていますが、毎回心を動かされます。観るたびに、大切な人たちと過ごす時間のありがたさを感じ、日々の些細な煩わしさを忘れて自分の人生にとって何が大切かを思い出させてくれます。この「鼻血―The Nosebleed―」は、笑って、泣いて、心がいっぱいになる作品です。ぜひ皆さんにも観ていただいて、その気持ちを感じてもらえたら嬉しいです。
塚田さおり コメント
ほこりまみれの疑問やガラクタになり果てた記憶の数々を一斉在庫整理。そしたら何とも眩しい光が差してきた。というイメージでしょうか。当初からおつき合いのあるこの作品。7年経ってもまだ泣かされます。日本公演の実現に鳥肌と武者震い、深呼吸の繰り返しです。
カイリー・Y・ターナー コメント
「鼻血―The Nosebleed―」のメンバーでいられることは、私の人生の中で 5 本の指に入る素敵な経験です! キャストはもはや同僚というより、家族のような存在になっています。この物語はアヤ個人のとても限定的な物語ですが、私自身、いくつもの場面に強く共感し共鳴しています。
鼻血─The Nosebleed─
開催日程・会場
2025年11月20日(木)〜24日(月・振休)
東京都 新国立劇場 小劇場
スタッフ
作・演出:アヤ・オガワ
字幕翻訳:
出演
ドレイ・キャンベル / アシル・リー / クリス・マンリー / アヤ・オガワ / 塚田さおり / カイリー・Y・ターナー
※65歳以上割引、小中学生割引、当日学生割引、障がい者割引あり。
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関連人物

ステージナタリー @stage_natalie
アヤ・オガワの“とても内面的な物語”「鼻血」上演に向けメッセージ(コメントあり)
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