新キャスト版範宙遊泳「われらの血がしょうたい」演出はヌトミック・額田大志

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範宙遊泳「われらの血がしょうたい」が2月21日から3月1日まで東京・シアタートラムにて上演される。

範宙遊泳「われらの血がしょうたい」チラシ

範宙遊泳「われらの血がしょうたい」チラシ

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「われらの血がしょうたい」は、範宙遊泳の代表作の1つ。初演から11年ぶりとなる今回の上演では、ヌトミックの額田大志が演出を手がけ、新たに作品を立ち上げる。出演者には井神沙恵植田崇幸埜本幸良福原冠端栞里が名を連ねた。

上演に向けて山本は「この作品の初演は2015年でした。当時、私としては納得のいく仕上がりになったものの、トラウマになるほど観客の一部からは『よくわからない』と言われた作品でした。あれから10年以上が経過し、AIがいよいよ生活に侵食してきた現代において、この作品が描いていた本質がより鮮明に実感を伴って伝わるはずです。その本質とはつまり、人間は、非生命への慈悲と思いやりを新たな感情から築くことができるか、という問いです。今作では、視覚的にアプローチしていた初演の手法に加え、聴覚的な感度の高さと古今東⻄を軽やかなセンスでリミックスするヌトミックの額田大志さんに演出をお願いいたしました(もちろん、読売演劇大賞中間発表の前からのオファーです!)。範宙遊泳の新たな挑戦にぜひご期待ください」とコメント。

額田は「10年前の横浜で『われらの血がしょうたい』の初演を見ました。劇場を出て、今の作品はなんだったんだろうと、冬の桜木町を歩いたことを、よく思い出します。今でも時折、あるシーンが浮かんだりもします。それだけ、当時の私にとって確かな衝撃で、得体の知れない何かを体験したような、そんな上演だったと思います。だからなのか、新キャスト・新演出版の演出家として声をかけてくれたとき、率直に、やってみたい、と思いました。断片的な情報が散りばめられた戯曲の中から、まさにインターネットの海を彷徨うように、人間の真に迫る言葉を拾い集めていく、そんな稽古になるような気がします。また新しい範宙遊泳であり、懐かしくも新鮮な上演になるよう、チームのクリエイティビティを存分に享受しながら、10年という時の流れも味方につけて、精一杯やり切りたいと思います」と語った。

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範宙遊泳「われらの血がしょうたい」

開催日程・会場

2026年2月21日(土)〜3月1日(日)
東京都 シアタートラム

スタッフ

作・映像:山本卓卓
演出・音楽:額田大志
アートディレクション:たかくらかずき

出演

井神沙恵 / 植田崇幸 / 埜本幸良 / 福原冠 / 端栞里

※U-29チケット、高校生以下割引、障がい者割引、遠方割引あり。

公演・舞台情報

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norikichishio @norikichishio

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