脚本家の内館牧子が死去、「終わった人」「老害の人」「小さな神たちの祭り」など舞台化多数

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脚本家・作家の内館牧子が12月17日、急性左心不全のため東京都内の病院で死去したと共同通信が報じた。77歳だった。

内館は秋田県生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、三菱重工業勤務を経て、1988年に脚本家としてデビュー。トレンディドラマ「想い出にかわるまで」や、NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」、NHK大河ドラマ「毛利元就」など数多くのヒット作を執筆した。また、大相撲への造詣が深く、女性初の大相撲横綱審議委員を務めるなど多方面で活動した。

近年は、老いや終活、家族のあり方を正面から扱った小説を多数発表し、それらを原作に舞台化された作品も話題を呼んだ。今年5月には、自身の故郷を題材に書き下ろしたわらび座のミュージカル「秋田は何もない」が開幕。また、3月には中井貴一とキムラ緑子が出演するリーディングドラマ「終わった人」の再々演や東日本大震災後の再生を描いた八乙女光主演舞台「小さな神たちの祭り」、5月には友近と千葉雄大によるリーディングドラマ「老害の人」の上演が予定されている。

葬儀は近親者で行われた。

(情報提供:共同通信)

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norikichishio @norikichishio

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