池の下の結成30周年記念公演「ガラスの動物園」“戦争前夜”という視点でアプローチ

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池の下「ガラスの動物園」が12月12日から14日まで東京・劇場MOMOにて上演される。

池の下「ガラスの動物園」ビジュアル

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これは池の下の、結成30周年記念公演。上演に向けて演出・美術を手がける長野和文は「『ガラスの動物園』は、1944年に発表されたテネシー・ウィリアムズの自伝的名作であり、近代アメリカ演劇の代表的作品です。今回の演出では、この物語を『戦争前夜』という視点で新たに読み解きます。舞台は1930年代末、世界恐慌の爪痕が残るアメリカ。閉塞と不安に覆われた時代に、家族の内部にも静かな崩壊が忍び寄ります。ローラの『ガラスの動物園』は彼女の壊れやすい心の投影であり、現実との断絶の象徴でもあります。母アマンダは輝いていた過去への執着、ローラは世の中から受け入れられない純粋さ、ジムは現実社会へのリアルな野望、そしてトムは現実と理想の狭間で引き裂かれる現代人の姿を映しています。ローラを照らす灯火は、夢か、幻か、それとも戦火の前触れか──。2025年の今、私たちはこの“静かな崩壊”の物語に、どのような光を見出すのか」とコメントした。

出演者には稲川実加、SUMIO、青木五百厘、岩切チャボが名を連ねた。

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池の下「ガラスの動物園」

開催日程・会場

2025年12月12日(金)〜14日(日)
東京都 劇場MOMO

スタッフ

作:テネシー・ウィリアムズ
翻訳:小田島雄志
演出・美術:長野和文

出演

稲川実加 / SUMIO / 青木五百厘 / 岩切チャボ

公演・舞台情報

読者の反応

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渡辺勉 @bentsudanuma

@stage_natalie このポスターすてきです。イザベル・ユペール出演の来日公演をぶっ飛ばす舞台を!

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