16歳から29年眠っていた少女描く、池の下が挑むピンター「いわばアラスカ」

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池の下 第28回公演「いわばアラスカ」が12月17日から19日まで、東京・劇場MOMOにて上演される。

池の下 第28回公演「いわばアラスカ」チラシ

池の下 第28回公演「いわばアラスカ」チラシ

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本公演は、池の下の海外作品シリーズの1作。ハロルド・ピンターの作品を長野和文の演出・美術で立ち上げる。少女のデボラはある日、嗜眠性脳炎により29年間眠り続けることに。治療薬が開発され、29年ぶりに目覚めた彼女は、自分がまだ16歳だと思っていて……。

上演に向け、演出の長野は「いつ終わるとも知れないコロナ禍のなか、われわれはこれまでになく生というものを意識するようになった。それは同時に、無自覚であった死を見つめることでもあった。29年間、眠り続けたデボラと眠る彼女をただひたすら見守り続けたホーンビーとポーリーン。彼らの葛藤を通じて、生の感覚、生きていること / 生かされていることの意味を提示したい。コロナ後のわれわれは覚醒後のデボラなのかもしれない。われわれは生きている、生かされている、それはきっと奇跡と呼ぶにふさわしいことなのだ」とコメントしている。

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池の下 第28回公演「いわばアラスカ」

2021年12月17日(金)~19日(日)
東京都 劇場MOMO

作:ハロルド・ピンター
翻訳:喜志哲雄
演出・美術:長野和文
出演:稲川実加、SUMIO、赤松由美

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公演情報
https://t.co/azkDoyqvlo

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