Hey!Say!JUMPの
2022年に公開された映画「
映画版との違いについて、ウォーリーは「登場人物も基本的な骨組みも変わらないが、別のカメラで追っていったら違う景色と別の物語が見えてきてしまった、というような切り口だ。タイムループであり、多元宇宙でもある。映画版と舞台版が、一枚のレコードのA面B面のような面白さになっているのではないか」と述べ、「この舞台版『MONDAYS』もまたタイムループものの傑作になるよう努める」とコメント。
薮は「よく観劇に行かせていただいているPARCO劇場に自分が立てるというのはとても嬉しいです」「普段の僕は、サッカーの試合を朝方まで観たり、不規則な生活を送りがち。舞台の期間中は、会社員のようなルーティンで生活が出来るようにしたいですね」と語る。
また、映画版の監督・共同脚本を務めた
公演は10月5日から27日まで東京・PARCO劇場、11月1日から3日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、8・9日に長野・サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホールで行われる。チケットの一般販売は東京・長野公演分が8月16日、大阪公演分は8月31日にスタート。竹林、ウォーリー、薮のコメント全文と、三浦、キャストたちのコメントは以下の通り。
竹林亮コメント
映画「MONDAYS」は、上司が毎年同じ内容のツイートをするので「この会社、タイムループしてるのでは……?」と部下たちが錯覚したというリアルな出来事から着想を得た、どこか我々の日常と密接に地続きになっているタイムループコメディです。
勢いと熱量で作り上げた血と涙の結晶、映画「MONDAYS」が、まさかのPARCO劇場でこんな素晴らしいスタッフキャスト陣で公演してもらえるなんて、夢のようです! しかも音楽劇とのことで、チラリと見せていただいたセットプランにも「こんなにかっこいいの?! 一体どうなっちゃうの?!!」と今から興奮しております。MONDAYSという物語を予想外な方向に膨らませていただけそうで、本当に楽しみです。
ウォーリー木下コメント
タイムループものの傑作であり、ハリウッドでもインドでもなく、この日本でしか生まれなかったであろう映画「MONDAYS」を舞台化する時に、「映画から舞台に移動」させただけでは画竜点睛を欠く気がして、思い切って「映画版とは違う」もうひとつの「MONDAYS」を作らせてもらうことにした。快諾していただいた映画チームのチョコレイトさんには感謝しかない。おかげで映画版を好きな人にも、映画を見たことない人にも楽しんでいただけるものになった。登場人物も基本的な骨組みも変わらないが、別のカメラで追っていったら違う景色と別の物語が見えてきてしまった、というような切り口だ。タイムループであり、多元宇宙でもある。映画版と舞台版が、一枚のレコードのA面B面のような面白さになっているのではないか。こういう作り方は初めてなのでとても楽しい。やはり新しいことをし続けないと僕は死ぬんだという強迫観念で、まだ誰も見たことのないものを作り上げるつもりだ。大きなことを宣伝文句で言うのは好きではないけど、この舞台版「MONDAYS」もまたタイムループものの傑作になるよう努める。てこんなこと昔もどこかで書いた気がする。タイムループは、もう始まっている。
三浦康嗣コメント
約10年振りに劇の音楽をつくります。
視覚に対する音の作用、影響力ってやつはものすごく大きなもので、だからこそ、特に僕が音楽を担当する舞台劇では、毎度、音 / 音楽を極力減らすように努めていました。極論「あいつ一切仕事してねーじゃん」てなくらい、一切(意図的な)音/音楽が鳴らない仕上がりを目指すといいますか。だって役者のセリフや動き、観客の笑い声やすすり泣く音、それら全て音であり場合によっては音楽として機能するじゃないですか。
映画などの記録映像を自分の都合で鑑賞するのと対照的に、わざわざ時間を合わせて劇場という場に集う舞台劇という性質上、特にそういうのを大事にしたい、それだけで成り立つものであって欲しい、ということかもしれません。劇が劇である為に。
長々とありきたりな持論を開陳しましたのは、今回はそういうのをスルーして音楽の快楽を追求するつもりだからです。内容がタイムループものということもあり、ループする音楽の快楽全開で行くのが、今回の劇が劇である為に吉かなと。
薮宏太コメント
よく観劇に行かせていただいているPARCO劇場に自分が立てるというのはとても嬉しいです。PARCO PRODUCE作品は、時代の流れを汲み取り、若者や文化に溶け込んだ作品作りが行われている印象があります。そこで「MONDAYS」のような斬新なストーリーを演じられることに喜びを感じています。
村田たちが感じている「同じことを繰り返しているような毎日」、僕の仕事ではあまりないですけど(笑)、皆さんは日頃感じられることが多いのではないでしょうか。舞台の本番中は、タイムループに似た感覚に陥ることもありますが、お芝居する相手との間合いやライブ感を大切にしながら、作品にも描かれているタイムループする中でのほんの少しの違いを楽しめるよう工夫できるといいなと思っています。
共演の皆さんは、キャリアのある方ばかりですので、いろいろなことを吸収しながら、掛けあいでの化学反応を楽しんでいきたいと思います。普段の僕は、サッカーの試合を朝方まで観たり、不規則な生活を送りがち。舞台の期間中は、会社員のようなルーティンで生活が出来るようにしたいですね。とはいえ、追い込みすぎると疲れてしまうので、ほどよく規則正しくいきたいと思います。
平間壮一コメント
出たい!と言い続けた念願のPARCO PRODUCE作品。ダンスをメインに活動していた頃、「お芝居ってカッコイイ」と思ったきっかけがPARCO劇場での作品でした。演出のウォーリー木下さんは、いろいろなことをやっていいよ、間違えていいよと言ってくださる方なので、安心して稽古に臨めそうです。僕がこの作品で伝えたいと思うのは、「個人のその場しのぎの答えやゴールでは、結局、解決にはならない」ということ。一見、ドタバタ劇の楽しい作品に見えますが、皆で一つになった時にどんなことが起こるのか、伝えたいことを軸に持ちながら演じたいと思っています。
小物を使ったビジュアル撮影は、シーンをイメージしながら出来たのでとても楽しかったです。インドア派の僕と違って、遠藤くんは外に出るのが好きで、人と話すのが好きなキャラクター。とはいえ、どうしてそういう性格になったのか、彼のバックボーンも探りつつ役を作っていきたいと思います。
南沢奈央コメント
映画「MONDAYS」もとても話題になっていた作品ですし、演出のウォーリー木下さんとも、初めてご一緒させていただくので、お話をいただいた時にはとても嬉しかったです。ワンシチュエーションで続いていくストーリーは、観ていて「今、何回目?」と混乱される方もいらっしゃるのではないでしょうか。お客様とあのタイムループを共有しながらどう進んでいくのか、反応が今から楽しみで仕方ありません。
私が演じる吉川も、少しずつ内面が変化したり、成長していったりする様子をグラデーションでお見せできるといいなと思っています。個性が強い登場人物ばかりなので、吉川にもしっかり個性を持たせるべく、役に向き合い臨みたいなとスイッチが入ったところです。
森田甘路コメント
映画「MONDAYS」の森山をそのままなぞらないようにはしたいと思いつつ、キャラクターの根っこは大切にしながら自分なりに肉付けしていきたいと思っています。タイムループ作品は、映画や舞台でたくさんありますが、この作品は夢か現かわからない状況に追い込まれた設定がユニーク。ファンタジー要素ではなく、笑えるようで笑えない地獄ですよね(笑)。
PARCO劇場は(渋谷PARCOの)高い階にあることもあり、いつもお祭りをやっているようなワクワク感を持てる独特な劇場です。この作品を観た後、エレベーターを降りる時は、いつも以上に現実に戻る感じを味わうかもしれません。
僕が演じる森山はアイドルおたくですが、僕自身も生粋のアイドル好きなので役作りはバッチリ。撮影で使用したペンライトの扱いも慣れたもので、すでに役には親近感が湧いています。本番までに共演の皆さんとアイディアを出し合いながら、たくさんの発想と仕掛けを用いて作品を作り上げていきたいと思います。
吉本実憂コメント
「MONDAYS」の世界観は、本番に向けてお稽古を重ねていくともっと色濃くなると思うのですが、本読みの段階でも共演者の皆さんのテンポやバランス感がすごかったので、普段はあまり緊張しないのですが、とても緊張しました。
薮さんとは8年前にドラマで共演させていただいたことがあるので、とても安心感があります。今回、久しぶりにお会いした際に「お互い大人になりましたね」という会話をしました(笑)。村田の婚約者・ちさ役以外に、もう一つ重要な役を演じさせていただきますが、実は二役は初めてです。お稽古の段階から皆さんのエネルギーに負けないよう、精一杯ついていきたいと思います。
松尾敢太郎コメント
長く第一線で作品をつくり続けてこられた演出家や俳優の皆さま、そしてスタッフの方々とご一緒できることに、今はただただ圧倒されつつも、心から光栄に思っています。緊張もありますが、それ以上に稽古が始まるのが楽しみで、必死に食らいついていきたいと思っています。
今回、映画版には登場しないキャラクターも演じさせていただきます。舞台版ならではのオリジナルな存在として、丁寧に役を立ち上げ、作品に新たな魅力を添えられるよう全力で努めてまいります。
この舞台でしか出会えない世界を、ぜひ劇場で体験していただけたら嬉しいです。
劇場にてお会いできるのを楽しみにしています!
岡田義徳コメント
PARCO劇場は、要所要所で自分の区切りになる作品に出させていただいてきた僕の中では大切な場所です。またあの場に立てるのが今から楽しみで仕方ありません。
テントなどの道具を使ったビジュアル撮影は、僕が演じる平一郎にまつわるシチュエーションやストーリーを思い描きながら楽しく進めることが出来ました。南沢さんや森田くんとは舞台での共演歴がありますし、はじめましての方も個性的で、きっと楽しい座組になりそうです。
この作品でもいろいろなチャレンジができるように、稽古に入る前には、自分なりにイメージを膨らませておこうと思います。クリエイティブディレクターの知り合いもたくさんいますので、今からリサーチしておこうかな(笑)。とはいえガチガチに準備するというよりは、稽古期間が始まってから、演出のウォーリー木下さんをはじめ、いろいろな方の声を聞き、顔を見て楽しく作り上げていきたいと思います。
大空ゆうひコメント
何度もループするシーンがある脚本なので、いつも以上にチームワークが求められますし、皆で作り上げる感じになりそうでワクワクしています。稽古場っていつだって繰り返し(ループ)しているものですが、本番で何度も繰り返すのは実は今から少し心配(笑)。映画を見た上でこの舞台をご覧になる方も多いと思いますし、音楽がどのように取り入れられるのかも楽しみです。音楽があると演じる側にテンポが生まれたり、観ている人の気持ちにスッと入ってくれるので、面白くなりそうです。
神田川聖子は存在感がないようで、異常にある役。私にとっては挑戦です。オフィスシーンは、これまでの人生でほとんど出会うことがなかったシチュエーションなので、ビジュアル撮影も新鮮でした。オフィスの一部になりつつ、独特の存在感が出せたらいいなと思っています。お楽しみに。
梶原善コメント
読み合わせの段階で、PARCO劇場に立つ個性的で面白い役者たちが集まったなと感じました。今回ほど20~30代の若い方たちが集まった座組は、僕にとっては初めてかもしれません。どんな座組になるかもそうですが、この舞台、いわゆる演劇的常識、たとえば出ハケの問題や演出に関しても、脚本を読んでいるだけでは僕にはわからないことだらけ。「どうすんの?」の連続なんです。だからこそ、実際の作品がどういう演劇として立ち上がるのか、とても楽しみです。僕が持っている引き出しとは違うものを引き出してもらえそうなので、大人しく待っていようと思います(笑)。音楽劇と聞きましたが、果たして音楽もどんな風に使われるのか、想像がついていません。僕が歌うってわけじゃないですよね?
PARCO PRODUCE 2025 音楽劇「MONDAYS/このタイムループ、まだまだ終わらない!?」
2025年10月5日(日)〜27日(月)
東京都 PARCO劇場
2025年11月1日(土)〜3日(月・祝)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2025年11月8日(土)〜9日(日)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 大ホール
スタッフ
上演台本・演出:
作曲・音楽監督:三浦康嗣(
出演
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リンク
円井わん Wan Marui @wanmarui
おはようございます🕊
落ち着いて聞いてください!
「MONDAYS」が舞台になります!
と、いうかまた新しい視点からの新しいMONDAYS。しかも音楽劇。これは楽しみで仕方ない。映画MONDAYSチームで観に行きます!!! https://t.co/CWAEYz5d31