A.B.C-Zの
本作は、2012年にお笑い芸人の
囲み取材には原作者の鉄拳をはじめ、出演者の五関、
本作では、等時と円香の半生を青春期、青年期、晩年期に分け、それぞれを別の俳優が演じる。青年期の等時であるトウジを演じる五関は、パラパラマンガ「振り子」初の舞台化作品で座長を務めることについて「参加できて光栄。舞台化することで『こんなシーンがあったんだ』という深みを出せたら。僕は主演ですが、等時を3人で演じることもあり、“率いる”というより皆さんがいろいろ話し合っている中、好きにやらせていただいてる感覚があります」とコメント。また鉄拳がキャストの似顔絵を描いてくれたことを挙げ、五関は「ありがとうございます!」と鉄拳への感謝を口にしていた。
青年期の円香であるマドカを演じる福田は「楽しくて穏やかなカンパニーの皆さんと、一瞬、一瞬の時を共にできるのがうれしい」と笑顔を浮かべる。1つの役の異なる年代を3人で演じることについて、福田は「青春期の円香は輝きを放っているけど、私が演じる青年期で彼女は現実に直面します。『ああ、彼女にはもっと違う道があったかも』と考えてしまう場面が多いですが、それでも前を向いて生きようとする姿を一生懸命演じられたら」と言葉に力を込めた。
晩年期の円香を演じる遠山は「3人が3世代を演じて1つの役を作り上げるのは見どころだと思います」と話し、「若い時代のシーンを観ていると、甘酸っぱくてニヤニヤしちゃう(笑)。若き等時と円香の交わす言葉を受け取って、そこで感じた思いを、最後に私がお客様に伝えられたら」と意気込みを述べた。
内海が演じるのは、晩年期の等時。内海が「A.B.C-Zの新メンバーです」と冗談を飛ばしながら報道陣に深々と一礼すると、A.B.C-Zメンバーで、内海の事務所の後輩でもある五関が「恐れ多いです」と恐縮した表情でリアクションし、笑いを誘う。五関と共に1人の人物を演じることについて、内海は「舞台上で若い頃の等時の姿を観ていると、まるで自分の若い頃がそこにいるような感覚になる。そういう気持ちになれる作品は、なかなかない」と語る。これを聞いた五関も「内海さん演じる晩年期の場面を観ながら、僕の胸にも苦しみや後悔の念が湧いてきます。不思議な感覚ですよね」とうなずいた。
また司会から「役柄と共通点はあるか」と問われた五関は「トウジを演じていると、僕も不良だった頃の血が騒ぎます」と真顔で回答。これを受けて福田は「五関さんはよくこういう冗談をおっしゃるんです。初めはジョークだとわからなかったのですが、『五関さんなりにふざけてくれているんだ。笑って良いんだ』と気付いてからはいつも大笑いしています!(笑)」とフォローし、登壇者を笑わせた。
会見は終始、和やかな空気で進行。五関が「鉄拳さんのパラパラマンガが、感動はそのままに舞台になりました。観劇翌日まで目を腫らす覚悟でいらしてください」とあいさつすると、内海が「本日は誠に! ありがとうございました!」とカーテンコールさながらに頭を下げ、会見は笑いに包まれて終了した。
上演時間は約1時間55分。公演は9月14日まで行われる。
舞台「振り子」
2025年9月6日(土)〜14日(日)
東京都 IMAホール
スタッフ
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