花總まりが悲哀に満ちた殺し屋に、韓国ミュージカル「破果」が2026年日本初演へ

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ミュージカル「破果」が来年3・4月に東京・大阪・福岡で上演される。

ミュージカル「破果」ビジュアル

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「破果」は、六十代の女性の殺し屋を主人公にした、ク・ビョンモのベストセラー小説。同作をもとに、昨年3月に韓国で初演されたミュージカル版が、高橋亜子の翻訳・訳詞、一色隆司の演出、甲斐正人の音楽によって日本初演を迎える。

ミュージカル「破果」出演者

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年を重ね、引退を決意した爪角(チョガク)役で花總まりが殺し屋役、そして激しい殺陣・アクションに初挑戦するほか、爪角に家族を殺され復讐を誓う青年トゥ役で浦井健治、また、中山優馬熊谷彩春武田真治の出演が決定した。なお、花總と浦井は本作でミュージカル初共演となる。

花總は「熟すことなく腐った果物『破果』の様な人生と感じていた彼女の心の変化、生き様を精一杯演じたいと思います。なんとアクションもあります。私の新たなチャレンジ、是非観にいらして頂けたら嬉しいです」と意気込みを述べた。公演の詳細は続報を待とう。

花總のコメント全文、そのほか出演者や一色のコメントは以下の通り。

花總まりコメント

私が殺し屋?! まさかそんなオファーがくるとは思っていなかったので、驚きましたが、人物像を読んで是非演じたい! 即答でした。熟すことなく腐った果物「破果」の様な人生と感じていた彼女の心の変化、生き様を精一杯演じたいと思います。なんとアクションもあります。私の新たなチャレンジ、是非観にいらして頂けたら嬉しいです。劇場でお待ちしております。

浦井健治コメント

やがて消える全てのものへの賛辞。この作品がメッセージとして心に問いかけてきたのは、消えることの真意と、人の中に残るものの“尊さ”でした。有限だからこその、真っ直ぐな刹那。年を取るという人生の挑戦にどう立ち向かうべきか。その問いを、作品の中で共感に変える凄みです。愛した人の死後、人生の喜怒哀楽を無視して生きてきた人生は、もしかしたら、それこそが、愛の形の一つとも言えるのかもしれない。。そんなことも考えてしまいます。そして何よりも、今回、花總さんと共演させて頂けること、心から嬉しく思いますし、激しい格闘、銃撃戦、武器アクションが見どころなので、どう対峙していけるのか、今から楽しみで仕方ありません。

中山優馬コメント

殺し屋という一見全く理解不能な領域の中で、何故か理解できてしまう人間の心の瞬間の数々。歪んだ愛の形に胸が締め付けられると共に好奇心をそそられます。自分の中に住む生に対する執着、死に対する未知の興味、残酷なまでに冷徹な一面を探し出して、ユンというキャラクターに血を通わせて行きたいと思います。大変スリリングな描写もたくさん出てきます。音楽、アクションと共にどんな世界に出会えるのか、楽しみで仕方ありません。素敵な先輩方とご一緒させていただけることに感謝し、精一杯努めたいと思います。

熊谷彩春コメント

この度、韓国ミュージカル「破果」の日本初演に参加させていただけることを、大変光栄に感じております。私が演じさせていただくのは、後に伝説的な殺し屋「爪角」と呼ばれることになる主人公の若き日の姿です。冷酷な殺し屋としての運命を前に、人間らしく葛藤する若き日の角爪の内面を繊細に表現できるよう、全力で向き合ってまいります。本作は緻密な心理描写だけでなく、迫力あるアクションシーンも見どころとなっています。出演が決定して以来、アクションの特訓にも取り組んでおり、皆様に「破果」の世界観をお伝えできるよう頑張りますので、ぜひ劇場にお越しください。

武田真治コメント

韓国発のアクションもの? このメンバーで? どんな作品なのか全然想像つかないでしょ? はははははっ! だから挑戦してみたいなと。新たな出逢いの中で、また新たな自分を発見できそうな予感しかしておりません。ご期待ください!!

一色隆司コメント

悲哀に満ちた女性殺し屋を花總まりさんがチャレンジする……これまでのミュージカルとは全く違い、アクションも満載で今まで見たことのない「花總まり」を皆さんにお届けしたい! ここからこの作品はスタートしました。素晴らしい音楽に切なくもダイナミックなストーリー、そして、素晴らしい共演者やスタッフに囲まれて、皆さんの心に残る作品を目指したいと思います。閉塞感が漂う世の中に一筋の光が射すような、そんなヒロインの生き様を、ぜひ劇場にて見届けてください!

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ミュージカル「破果」

2026年3・4月
東京・⼤阪・福岡

スタッフ

翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:一色隆司
音楽:甲斐正⼈

出演

花總まり / 浦井健治 / 中⼭優⾺ / 熊谷彩春 / 武田真治

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