1968年製作のミュージカル映画「
稽古場取材会では、4つのナンバーが披露された。まずは、父カラクタカスと子供たちの親子3人による「ふたりだから」。互いの存在を幸せに思う気持ちを、長野と、息子ジェレミー役の
稽古場取材会後の会見には、メインキャストと演出・訳詞の三木章雄が出席。自身が演じるカラクタカスを「発明家で、子供たちを愛している父親でもある」と紹介する長野は、「アンサンブルを含めて舞台上での共演が初めての方々ばかりですが、素敵で楽しいメンバーです」と充実した様子を見せ、「耳に残る名曲ばかりなので、それらに乗せて観客の皆さんをファンタジーの世界へ連れていけたら」と意気込む。司会から今年の振り返りと来年の抱負を求められると、長野は「トニセン(20th Century)としてツアーができ、新曲も出せて、満足の1年でした。2025年は最初に『チキ・チキ・バン・バン』で弾みをつけられるので、良い年になると思う」と期待を込めた。
三木章雄は「2024年は『チキ・チキ・バン・バン』の和訳や、アンサンブルや子役キャストのオーディションなど、『チキ・チキ・バン・バン』に費やした1年間でした。年が明けて、ついに実現すると思うと楽しみです」と喜びを語る。また三木章雄は、約20年前にイギリス・ロンドンで本作を観劇したことを明かし、観客の子供たちが大興奮していたという当時の光景を述懐。物語に関しては、子供にもわかりやすい敵と味方の構造があることや、大英帝国の盛衰という時代背景とリンクしていることを説明しながら、「観る人の年齢によって面白さが変わる作品」とアピールした。
有名製菓会社の社長令嬢トゥルーリー・スクランプシャス役の
ジェミマ役は寺田美蘭と三木美怜のWキャスト。寺田は「ただただ明るくて元気な子を演じる経験があまりないので、難しいです。いろいろな方にアドバイスをいただきながら、自分らしい素敵なジェミマになれたらいいなと思います」と述べ、三木美怜は「小山さんを本当のお兄さんだと思って演じています。最初は緊張しましたが、皆さんが優しく接してくださるので、稽古に行くのが楽しみになりました」と笑顔で話した。
本作は1月17日から26日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、2月7日から9日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、15・16日に福岡・キャナルシティ劇場で上演される。
ミュージカル「チキチキバンバン」
2025年1月17日(金)〜26日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
2025年2月7日(金)〜9日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2025年2月15日(土)・16日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
スタッフ
音楽・作詞:リチャード・M・シャーマン / ロバート・B・シャーマン
舞台化:ジェレミー・サムズ
脚色:レイ・ロデリック
原作:MGM映画
演出・訳詞:三木章雄
出演
※寺田美蘭と三木美怜はWキャスト。
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