長野博のミュージカル初単独主演作「バイ・バイ・バーディー」に霧矢大夢・松下優也ら

ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」が、10月から11月にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールほかで上演される。

ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」は、1961年のトニー賞でミュージカル作品賞を受賞したコメディ。エルヴィス・プレスリーの徴兵エピソードからヒントを得て制作された本作では、1960年代のアメリカを舞台にした物語が展開される。

若くして音楽会社を立ち上げたアルバート・ピーターソンは、クライアントであるスーパーロックスターのコンラッド・バーディーが召集令状を受けたことで、窮地に立たされていた。アルバートの恋人兼秘書のローズ・アルバレスは、入隊前最後の曲「ワンラストキス」の発売企画として、ラッキーな女の子1人にバーディーの“ラストキス”をプレゼントする、という破天荒なアイデアを思いつくが……。

ピーターソン役を演じるのは、今回がミュージカル初単独主演となる長野博。ローズ役の霧矢大夢、バーディー役の松下優也をはじめ、寺西拓人、日高麻鈴、内海啓貴、敷村珠夕、田中利花、樹里咲穂、今井清隆らがキャスティングされた。また、翻訳・訳詞を高橋亜子、演出・振付をTETSUHARU、音楽監督を岩崎廉が担当する。

出演決定に際し、長野は「まだまだ、大変な状況下ではありますが、この作品を観てミュージカルは楽しい、心を豊かにしてくれるものだ、と改めて感じて頂けたらと思います」と意気込みを語った。

公演は10月18日から30日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホール、11月5日から7日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、10日に東京・パルテノン多摩 大ホールにて。神奈川・東京公演分のチケットは9月11日、大阪公演分のチケットは10月10日に発売される。

長野博コメント

この度、主人公アルバート・ピーターソン役を演じることになりました長野博です。役柄としては、優しくて、どこか優柔不断なところもある人物ですが、仕事やプライベートでまき起こる問題を、ポップな音楽とダンスにのせながら駆け抜けるようにお届けするコメディ・ミュージカルです。“60年代のアメリカ”という印象の、華やかで派手でわかりやすいギャグなどもふんだんに使われていてどこかばかばかしく、それでいて心が豊かになるようなところもありながら、とても面白い作品です。

以前、ミュージカル「MASK」に出演した際に劇中で使用されていた「Put on a Happy Face」という歌が、一回聞いたら耳に残るとてもいい曲だなと、記憶に残っていました。この作品に使用されていた曲だと知って、あ！ あの曲だ！と、とても嬉しくなりました。その曲をこうして歌えることになり、とても楽しみです。

まだまだ、大変な状況下ではありますが、この作品を観てミュージカルは楽しい、心を豊かにしてくれるものだ、と改めて感じて頂けたらと思います。劇場に足をお運びいただけたら嬉しいです。