「最高の家出」音楽担当にcero荒内佑、デモ音源と共に高城れにらの稽古映像公開

ロロの三浦直之の新作となるパルコ・プロデュース 2024「最高の家出」の音楽を、バンド・ceroの荒内佑が手がけることが決定した。

荒内が舞台作品の音楽を作曲するのは今回が初となり、楽曲数は全5曲が予定されている。荒内は「ユーモアがこの物語の大きな駆動力になっている、といってもいいかもしれない。それが三浦さんのスタイルなのだと思います」と本作について語り、「音楽は、その一助になれていたら幸いです」とコメントした。三浦は「前からceroの音楽のなかで演劇をつくるのは夢のひとつだったので、サイコーに嬉しいです。歪さと可笑しさと懐かしさが入り交じる音楽を早く劇場で聴きたい！ スーパーストレンジな音のなか、俳優たちが彷徨う姿を是非目撃しにきてください」と喜びを述べた。

併せて、PARCO STAGE公式YouTubeチャンネルで稽古映像が公開された。この動画では、荒内作曲によるデモ音源に乗せて、主演の高城れに（ももいろクローバーZ）らキャストが稽古に勤しむ様子が収められている。

「最高の家出」は、舞台上と舞台裏が重なり合う“ファンタスティック迷走ストーリー”。劇中では、結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒を中心とした物語が紡がれる。出演者には、初の単独舞台主演に挑む高城のほか、祷キララ、東島京、板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子、重岡漠、尾上寛之が名を連ねた。公演は2月4日から24日まで東京・紀伊國屋ホール、3月6日に高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール、9日に大阪・森ノ宮ピロティホール、14日に香川・レクザムホール（香川県県民ホール）、20日に宮城・電力ホール、23日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 中劇場にて行われる。

舞台「最高の家出」荒内佑（cero）作曲の劇中曲に乗せた稽古映像

※動画は現在非公開です。

荒内佑コメント

本作は様々な家出をモチーフにしつつ、「故郷の喪失」が物語の大きな基盤になっています。そして、故郷がどこでもない場所になってしまう、という経験を私たちは様々なレヴェルで日々しています。再開発によって、市町村の統廃合によって、震災によって、紛争によって、などです。全く今日的なテーマだと思います。ですが、解釈に溺れる前に、みなさんが客席で多く感受するのは舞台に溢れるユーモアだと想像します。ユーモアがこの物語の大きな駆動力になっている、といってもいいかもしれない。それが三浦さんのスタイルなのだと思います。音楽は、その一助になれていたら幸いです。

三浦直之コメント

前からceroの音楽のなかで演劇をつくるのは夢のひとつだったので、今回ceroの荒内さんが参加することが決まりサイコーに嬉しいです。歪さと可笑しさと懐かしさが入り交じる音楽を早く劇場で聴きたい！ スーパーストレンジな音のなか、俳優たちが彷徨う姿を是非目撃しにきてください。