ももクロ高城れに、三浦直之の新作「最高の家出」で初の単独舞台主演「とてもドキドキしています」

パルコ・プロデュース 2024「最高の家出」が来年2月の東京公演を皮切りに、6都市で上演される。

ロロの三浦直之が作・演出を担当し、パルコ・プロデュース公演初登場を飾る新作「最高の家出」は、舞台上と舞台裏が重なり合う“ファンタスティック迷走ストーリー”。劇中では、結婚生活に疑問を感じ、家出をした立花箒を中心とした物語が紡がれる。無一文で途方に暮れていた箒は、藤沢港の導きにより、とある劇場で働くことに。しかし、そこでの仕事は、舞台上に作られた“模造街”である役を演じるというもので……。

立花箒役を務めるのは、本作で初の単独舞台主演に挑む、ももいろクローバーZの高城れに。そのほかの出演者に祷キララ、東島京、板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子、重岡漠、尾上寛之が名を連ねた。

高城は「初の主演舞台ということでとてもドキドキしていますが、この舞台を通じて出会う人や物、環境、感覚、たくさんあると思います。その1つ1つを、見逃さないように、大切に箒ちゃんという役に、そして舞台に向き合いたいと思います。個性溢れる仲間たちと、素敵な、最高の舞台がつくれるよう、一生懸命全力で頑張りたいと思います！」と出演への意気込みを述べた。

また、三浦は「逃走とか駆け落ちと違って、家出っていうのはいつも帰ってくることが宿命づけられてる」「いつも失敗することが前提の言葉です。成功する家出を描きたくて『最高の家出』というタイトルをつけました」「もうここにはいられなくて、だけど、どこにもいけなくて、そんな宙ぶらりんな人たちが右往左往する姿をみにきてください」と来場を呼びかけた。

公演は来年2月4日から24日まで東京・紀伊國屋ホール、3月6日に高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール、9日に大阪・森ノ宮ピロティホール、14日に香川・レクザムホール（香川県県民ホール）、20日に宮城・電力ホール、23日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 中劇場にて行われる。チケットの一般販売は、東京公演が12月2日、宮城公演が16日、高知・香川・福岡公演が23日、大阪公演が来年1月28日にスタート。

三浦直之コメント

ここ数年、ずっと家出という言葉が気になってました。逃走とか駆け落ちと違って、家出っていうのはいつも帰ってくることが宿命づけられてる。もし、永遠に帰らない家出があるとしたら、それはもう家出とは違うなにかのはずで、だから、家出っていうのはいつも失敗することが前提の言葉です。成功する家出を描きたくて『最高の家出』というタイトルをつけました。集まってくれたキャストもスタッフも最高なので、あとはぼく自身が、最高になれれば最高な家出の物語が出来上がるはずです。もうここにはいられなくて、だけど、どこにもいけなくて、そんな宙ぶらりんな人たちが右往左往する姿をみにきてください。