音楽劇「ウレシパモシリ」リーディング公演の映像を期間限定で公開

阿部よしつぐが脚本・演出を務めた音楽劇「ウレシパモシリ」のリーディング公演が、明日1月5日19:00より阿部の公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開される。

これは、昨年12月16日に生配信された「ウレシパモシリ」リーディング公演の収録映像を公開するもの。映像は1月31日までのパスワード付き動画として販売開始されたが、このたびの令和6年能登半島地震の発生を受け、阿部が「現地ではまだインターネットのままならぬ場所もあると思いますが、被災地を思う多くの人の心に届けば」との思いで無料公開する。

遠藤周作の小説「おバカさん」をモチーフにした本作。劇中では、哲治・聖兄妹の元にやって来たお人好しの外国人との交流を通し、人々が大切なことに気付かされる様子が描かれ、リーディング形式の公演にダンスやAIアートなどの表現が取り入れられている。YouTubeチャンネルでの公開は1月14日23:59まで。

阿部よしつぐコメント

この度の能登半島地震に際しまして、被災された皆様に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。直接被害を受けずとも、被災地を思い、心を痛めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

僕も自分にやれる事は何か考えていました。僕は東日本大震災の時、現地の人たちに寄り添いたいという想いで、音楽劇「ウレシパモシリ」を作りました。初稿は、石巻の避難所で書き終えました。

音楽劇「ウレシパモシリ」は、「全てのものは繋がっている」という想いを込めた作品です。昨年末、本公演に向けた「リーディング公演」を致しました。

一刻も早い復旧・復興を祈念しつつ、この公演の映像を、1月5日～1月14日までの期間限定で、YouTubeで無料公開いたします。「全てのものは繋がっている」という大前提の元、やれる事はまずひとりひとり、自分自身が元気になって、笑顔で周りが幸せになっていくこと。

こんなご時世だからこそ、作品を通じて、少しでも心に温かみを感じてもらえたり、ほんわかしてもらえたり、大切な人との繋がりを感じられていただけたら幸いです。

現地を想うやさしいあなたの心に、ぽっと笑顔が灯りますように。