ロシアによるウクライナ侵攻描く、生田みゆき演出「Bad Roads」新潟公演

「Bad Roads-悪路-」が、1月20・21日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 スタジオBで上演される。

これは、ウクライナ出身の作家ナタリア・ボロズビトによる戯曲「Bad Roads-悪路-」を、生田みゆきが演出を手がけ、リーディング形式で立ち上げるもの。本作では、ウクライナ東部のドンバス地域を舞台に、2014年から続くロシアによるウクライナ侵攻を背景にした6つの短編作品が展開する。なお本公演は、国際演劇協会（ITI）日本センターが発行する「国際演劇年鑑」の特集企画として2009年に開始したシリーズ「紛争地域から生まれた演劇」の15周年を記念し行われる。

本プロダクションは、2022年に東京で初演予定だったが中止になり、今年12月に大阪で上演された。生田はこのことに触れつつ、上演に向け「2022年の東京初演の中止から、2023年12月の大阪・八尾での上演を経て、今回は地理的にロシアとより近い新潟での公演になります。バトンを引き継ぎ、別の俳優たち・別の空間でどんな作品になるのか、今からとても楽しみです。是非ご来場ください」とコメントした。