「新春浅草歌舞伎」に中村歌六　「源氏店」で和泉屋多左衛門、「熊谷陣屋」で白毫弥陀六勤める

来年1月に東京・浅草公会堂で上演される「新春浅草歌舞伎」に、中村歌六ら追加出演者が発表された。

歌六は、第1部では「与話情浮名横櫛 源氏店」に和泉屋多左衛門役、第2部では「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」に白毫弥陀六役で出演。また「与話情浮名横櫛 源氏店」に番頭藤八役で市村橘太郎、「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」に梶原平次景高役で中村吉之丞、「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」に菊茶屋女房おみつ役で中村歌女之丞、父太兵衛役で橘太郎が登場する。

「新春浅草歌舞伎」は、若手歌舞伎俳優の登竜門として毎年正月に浅草公会堂で行われる公演。既報の通り、第1部には、中村米吉が八重垣姫を勤める「本朝廿四孝 十種香」、中村隼人が切られ与三郎、米吉が妾お富、尾上松也が蝙蝠の安五郎を演じる「与話情浮名横櫛 源氏店」、そして坂東巳之助が荷持どんつくを勤め、出演者9名全員が勢ぞろいする「神楽諷雲井曲毬 どんつく」がラインナップ。第2部の上演演目には、中村歌昇が熊谷直実役、坂東新悟が相模役、中村莟玉が藤の方役、中村橋之助が堤軍次役、巳之助が源義経役で出演する「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」、中村種之助による「流星」、松也が魚屋宗五郎、新悟が女房おはまを勤める「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」が並んだ。チケットの一般販売は11月19日10:00にスタート。