「新春浅草歌舞伎」演目・配役決定、尾上松也＆坂東新悟の「魚屋宗五郎」ほか

来年1月に東京・浅草公会堂で上演される「新春浅草歌舞伎」の詳細が明らかになった。

本公演には、既報の通り尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉が出演。第1部には、米吉が八重垣姫を勤める「本朝廿四孝 十種香」、隼人が切られ与三郎、米吉が妾お富、松也が蝙蝠の安五郎を演じる「与話情浮名横櫛 源氏店」、そして巳之助が荷持どんつくを勤め、出演者9名全員が勢ぞろいする「神楽諷雲井曲毬 どんつく」がラインナップされた。

第2部の上演演目には、歌昇が熊谷直実役、新悟が相模役、莟玉が藤の方役、橋之助が堤軍次役、巳之助が源義経役で出演する「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」、種之助による「流星」、松也が魚屋宗五郎、新悟が女房おはまを勤める「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎」が並んだ。また、これまで新型コロナウイルスの影響で実施が見送られてきた出演俳優による「お年玉〈年始ご挨拶〉」や、来場者が着物で観劇する公演「着物で歌舞伎」が、本公演を持って復活。「着物で歌舞伎」は、1月21日の第2部で実施される。

チケットの一般販売は11月19日10:00にスタート。なお本公演では学割チケットが販売される。詳細は公式サイトを確認しよう。