劇団SET「ラスト★アクションヒーロー」開幕、三宅裕司が自信「今までで最高のアクション」

劇団スーパー・エキセントリック・シアター「ミュージカル・アクション・コメディー『ラスト★アクションヒーロー～地方都市に手を出すな～』」が、本日10月19日に東京・サンシャイン劇場で開幕。昨日18日に公開稽古と会見が行われた。

「ラスト★アクションヒーロー～地方都市に手を出すな～」は、吉井三奈子が作劇、三宅裕司が演出を担う、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第61回公演。本作では、地方都市に潜入した特殊部隊の精鋭と腕利きのスパイが、極秘開発されたとうわさされる超小型のスーパーコンピュータを回収するために奔走する物語が描かれる。出演者には三宅、小倉久寛らが名を連ねた。

会見には、三宅と小倉が登壇。三宅は作品について「ミュージカル・アクション・コメディーとして44年やってきましたが、今回はアクションに特化しています。ですが、歌とダンスも良いものができたのでたくさん見せ場があります。あとは72歳の三宅と68歳の小倉の、44年で培ってきた2人だけのシーンを、若い頃よりもっと早いテンポでできるのかをぜひ見ていただきたい」とコメントした。見どころを問われると、「小倉が舞台上でバナナを食べます」とニヤリと笑い、周囲の笑いを誘った。

アクションについて、三宅は「今回61作目ですが今までで最高のアクション。人間の肉体と大道具、照明、音響だけで披露します。デジタルな技術は一切使わず、アナログな感じで作りました」と自信を見せる。小倉は、アクションシーンに参加するつもりで夏から準備していたが、実際に完成したシーンを目の当たりにして「中に入ってなくて良かった」と思ったことを明かした。

公演は10月29日まで。上演時間は約2時間。