「SHINE SHOW! シャイン・ショウ!」が、8月18日に東京・シアタークリエで開幕した。これを記念し本日21日、囲み取材が行われた。
本作は、
囲み取材には朝夏、小越、花乃、中川が登壇した。カラオケ大会の運営を担うビル管理会社の中堅社員・鈴本真紀を演じる朝夏は「開幕して、お客様の笑い声あってこその作品だと実感しています」と手応えを述べ、「始まる前は不安も大きかったですが、いざ幕が開くと(鈴本として)周囲に振り回されるうちに『楽しいな』と感じる瞬間がたくさん。やりがいを感じます」と顔を輝かせた。記者から「デキる会社員役として“こなれ感”がある」と称賛されると、朝夏は「鈴本はとにかく頭が切れる女性。テキパキ感を出すために、部下へのノールックでの指示出しや、お辞儀の速さを意識しています」と細部の演技に触れた。
鈴本の部下・加瀬貴久役の小越は「朝夏さんはどんな状況でもこちらのボールをしっかり受け止めてくださり、安心感があります」と朝夏に信頼を寄せる。これを受け、朝夏は「加瀬くん的には鈴本は頼りになる存在ですが、朝夏的には小越さんがとても頼りになる存在。『次のシーン、なんだっけ?』とテンパって聞くと、(小越は)落ち着いた様子ですぐに教えてくれる」と舞台裏での関係性を明かした。
カラオケ大会の出場者で、元アイドルの琴浦あかね役を演じる花乃は「琴浦あかねは、運営の2人(鈴本・加瀬)をドタバタさせる側のキャラクターです。ショータイムでは、雰囲気をガラッと変えられたら良いな」と意気込む。また役作りにあたり、会社員として働くファンから“会社員としてかかせないアイテム”を聞いていたことを明かし、「(そこで挙がった)ハンディ扇風機やスマートウォッチなどのアイテムは、私が思い付きもしないものでした。アイドルらしさについては、宝塚時代にかわいらしいシーンを担当していた娘役さんたちをイメージしました。私はそういう娘役ではなかったので、『自分もできる!』と奮い立たせながら挑んでいます」と言葉に力を込めた。
カラオケ大会の場で交際相手にプロポーズを試みる出場者・和歌山翔役を演じる中川は「ピンクのスーツを着ていますが、会社員役です(笑)」と発言し、会場を笑いで包む。続けて役作りについて「僕は普段、天才や奇人を演じることが多いですが、今回のような人物を演じるときはイメトレの段階で、自分に近く、でも自分ではない存在としてほかの俳優さんをイメージすることがあります。今回は、内村光良さんや八嶋智人さん、Snow Manの佐久間大介さんを思い浮かべました」と明かした。
なお朝夏と中川は、今作で初共演を果たす。これについて中川は「朝夏さんとはあまり距離を感じないんですよ。というのも、5年ほど前、どこかの駐車場で初めてお会いしたのですが、そのときに『いつか共演できたら良いですね』と誓いを交わし合ったんです。心の中では、朝夏さんに勝手にバディ的な感情を抱いていました。……どうですか?」と朝夏に目配せ。朝夏も「勝手に抱いてました! 私も!」と勢い良く同意。そんな朝夏は、中川と共演した感想を「(中川が演じる)和歌山の一生懸命さが、普段のアッキーさんに通じる部分がある。アッキーさんのキラキラしたピュアな瞳で見られると、『なんとかしてあげなきゃ』という気持ちになるんです(笑)。また、アッキーさんとのお芝居は、毎回違うやりとりが生まれるので面白い」と語る。一方の中川は「僕が(アドリブを)仕掛けても、(朝夏は)まったく目が動揺しないんですよ。逆に圧倒されてしまい、『俺はなんて小さい男だったんだ』と気づく」と述べ、周囲の笑いを誘った。
上演時間は約2時間50分。公演は9月4日まで。
「SHINE SHOW! シャイン・ショウ!」
2023年8月18日(金)~9月4日(月)
東京都 シアタークリエ
作:
演出:
出演
斉藤コータ、淺越岳人、前田友里子、
スウィング:大和田あずさ、
※矢吹ジャンプは体調不良のため当面の間休演。同役は三原一太が務める。
関連記事
ホッピーミーナ @hoppymina
舞台を拝見しているだけに、裏話が楽しい…❤️
「SHINE SHOW!」中川晃教が朝夏まなとにアドリブ仕掛けて気付く「俺はなんて小さい男だったんだ…」
https://t.co/LdBwoclZBP