「家族モドキ」が明日7月26日に東京・シアタークリエで開幕する。これに先駆け、本日25日に囲み取材が行われた。
「家族モドキ」は、“現代における家族の形”を描いた舞台作品。2020年から2021年にかけて上演された「オトコ・フタリ」と同様、田渕久美子が脚本、
囲み取材には出演者4人が出席。山口は「『オトコ・フタリ』はみんなで力を合わせて作った作品。今年、こうやってみんなと再会できて、素敵な劇場で楽しい作品をお客様にお届けできることがうれしいです」と思いを明かし、浦井も「この4人でまた物語を紡げることを光栄に思っております。お客様に僕たちの思いが伝わるように取り組んでいきたい」と意気込みを語る。
大塚は「今回は、皆さんと一緒に舞台の上でお芝居できるのですごくうれしいです。お稽古も毎日充実していたので、その気持ちを作品に乗せたいと思います」とコメント。保坂は「オトコ・フタリ」がコロナ禍で上演されたことに触れ、「3年の間にいろいろなことが変わってしまいましたけれど、こうやってまた集まって、アットホームな作品を作れることを幸せに思います」とかみ締めた。
山口は、脚本・演出を手がける田渕・山田に向けて、「我々4人に愛情を注いで脚本を書いてくれた田渕さんには感謝しかありません。山田さんは4人それぞれと長い付き合いがあるので、おのおのキャラクターや癖をよくわかっている。僕自身はわがままで、うぬぼれていて、どうしようもないやつですけれども、山田さんがお芝居を通じて正しい道へ導いてくださる。そんな方と一緒にお仕事ができて幸せです」と謝辞を述べる。山口の言葉を受け、浦井も「田渕さんの脚本から、祐さん(山口)への大きな愛を感じます。その愛の表れとして、祐さんはほぼ舞台袖にハケずに、ステージ上でずっと長ゼリフを話しています(笑)」といたずらっぽく微笑み、会場を和ませた。
最後に山口は「この『家族モドキ』という作品では、21世紀における新しい家族の在り方が提示されているのではないかと僕は思います。皆さんと一緒に新しい時代を迎えて、1日1日が素晴らしいものになるように過ごしていけたら。ぜひ劇場へ足をお運びください」と観客に呼びかけ、取材を締めくくった。
上演時間は休憩ありの約2時間30分。東京公演は8月13日まで。その後、18日から20日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、24日に愛知・刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールで上演される。
「家族モドキ」
2023年7月26日(水)~8月13日(日)
東京都 シアタークリエ
2023年8月18日(金)~20日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2023年8月24日(木)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
脚本:田渕久美子
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薙野信喜 @nonchan_hg
【会見レポート】山口祐一郎らが新しい家族の在り方を提示する「家族モドキ」開幕 https://t.co/D6GCncDx5F