見どころは妖怪パート!“紫電清霜”の勝地涼らが届ける「夜叉ヶ池」幕開け

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PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「夜叉ヶ池」が、本日5月2日に東京・PARCO劇場で開幕した。

左から那須凜、瀧内公美、勝地涼、入野自由、森新太郎。(撮影:加藤幸広)

左から那須凜、瀧内公美、勝地涼、入野自由、森新太郎。(撮影:加藤幸広)

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本公演は、1913年に泉鏡花が発表した戯曲「夜叉ヶ池」を、森新太郎の演出、森山開次の振付により立ち上げるもの。劇中では、放浪の旅人と孤独な村娘、夜叉ヶ池の竜神姫と彼方の竜神、2つの恋物語を中心とした“幽玄ファンタジー”が描かれる。出演者には主演の勝地涼をはじめ、入野自由瀧内公美那須凜らが名を連ねている。

勝地は泉の戯曲について「昔の日本語で言葉が難しいので、覚えて言うことはできてもどういう風に伝えるのがよいかをつかむのが難しくて、自分のイメージだけでは足りていなかった部分を、森さんに教えていただいてなんとかやって来れました」と話す。また勝地は本作の見どころを「妖怪パートが観ていてすごく楽しいです(笑)。みんなが活き活きしているので蟹や鯉が本当にそういう生き物に見えてきます」「稽古の中で『今、鯉じゃなくなってる!』というダメ出しが個人的に面白くて(笑)。でも、それくらい全ての瞬間を鯉や蟹でやっているんだなと思うと、その人間の体を使ってやっている姿が美しいのに笑えるので、僕としてはそのシーンがすごい好きです。そこから白雪が出てくるシーンはゾクゾクするというか、お客様が見たら興奮するんじゃないかなと思います」と語った。

演出の森は、主演の勝地について「昔から勝地涼を“紫電清霜”という言葉の意味そのままの俳優だと認識していましたので、迷うことなくオファーしました。そして、期待以上の男でした。稽古中、彼の心情溢れる芝居を観ていて何度も感動していますけど、言わないようにしています(笑)」とコメントし、「パルコ50周年に相応しく、パルコ劇場でしか出来ない大冒険をしております、どうぞお楽しみに!」と観客にメッセージを送った。

東京公演は5月23日まで行われる。

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PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「夜叉ヶ池」

2023年5月2日(火)~23日(火)
東京都 PARCO劇場

作:泉鏡花
演出:森新太郎
振付:森山開次
出演:勝地涼入野自由瀧内公美那須凜 / 山本亨伊達暁森田甘路、澄人、田中穂先佐川和正佐藤誓 / 有川拓也、池田遼、小川莉伯、中桐聖弥、中島祐太、澤村亮、中田翔真、廣田佳樹、山崎類、渡辺謙典

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一日一妖 @3tabu

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