ルサンチカが三好十郎「殺意(ストリップショウ)」に挑む、出演は渡辺綾子

2

27

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 7 19
  • 1 シェア

ルサンチカ「殺意(ストリップショウ)」が5月15日から21日まで、東京・アトリエ春風舎にて上演される。

ルサンチカ「殺意(ストリップショウ」ビジュアル

ルサンチカ「殺意(ストリップショウ」ビジュアル

大きなサイズで見る

これは三好十郎による戯曲。ナイトクラブのステージで、引退ショーを行うストリップダンサーの緑川美沙は、生まれてから敗戦を経て東京でダンサーになるまでの思いを、自身最後のステージで語り始め……。

上演に向けて演出の河井朗は「『殺意(ストリップショウ)』で緑川美沙によって語られているのは戦争を経験したストリップダンサーの恋心、愛国心、憎悪、後悔などの複雑な感情とその半生についてです。70年以上も前に書かれたその言葉は私たちにはもしかすると、既に遠くなったものかもしれません。しかし彼女の言葉にしばらく耳を傾けていると、当時と現在の社会状況がさほど変わらないような気がしてくるのです」とコメントした。出演者はこれまでに「SO LONG GOODBYE」や「GOOD WAR」でルサンチカ作品に関わりがある渡辺綾子。上演時間は約1時間40分の予定となっている。

河井朗コメント

「殺意(ストリップショウ)」で緑川美沙によって語られているのは戦争を経験したストリップダンサーの恋心、愛国心、憎悪、後悔などの複雑な感情とその半生についてです。70年以上も前に書かれたその言葉は私たちにはもしかすると、既に遠くなったものかもしれません。しかし彼女の言葉にしばらく耳を傾けていると、当時と現在の社会状況がさほど変わらないような気がしてくるのです。ルサンチカでは、これまで多数の人々に「仕事」や「争い」についてインタビューを行い、その言葉のコラージュによっていくつかの作品を制作しました。この度の公演では、そのうちの「SO LONG GOODBYE」(2020)や「GOOD WAR」((2021-2023)に出演していただいた渡辺綾子さんをお招きします。 近年、実在の人物によって語られた言葉と向き合ってきたルサンチカが、三好十郎の膨大な台詞 をどのように語るのか、ぜひご期待ください。

この記事の画像(全1件)

ルサンチカ「殺意(ストリップショウ)」

2023年5月15日(月)~21日(日)
東京都 アトリエ春風舎

作:三好十郎
演出:河井朗
出演:渡辺綾子

全文を表示

読者の反応

  • 2

蒼乃まを @MAWOMAWOU

今日は自身の皮膚と向き合いながら準備を進めました。春風舎でお待ちしてまる https://t.co/NyL3oSSw0g

コメントを読む(2件)

関連記事

ルサンチカのほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 ルサンチカ / 河井朗 / 渡辺綾子 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします