明治座創業百五十周年記念「壽祝桜四月大歌舞伎」が、本日4月8日に東京・明治座で開幕。これに先駆け、同日に合同取材会が行われた。
「壽祝桜四月大歌舞伎」は、明治座の創業150周年を記念して実施されるもの。なお同劇場で歌舞伎公演が行われるのは、約6年ぶりのこととなる。昼の部には、
合同取材には、梅玉、又五郎、芝翫、孝太郎、幸四郎、愛之助、高麗蔵が出席。梅玉は「私が明治座に初めて出演したのは、今から67年前。昭和31年の、私の初舞台の年です。今回、明治座さんには久しぶりの出演となります。今日からの本番、幸ちゃん(芝翫)やあーちゃん(幸四郎)たちと一緒に、楽しく芝居を盛り上げていきたい」と微笑んだ。
又五郎も「明治座さんには懐かしい思い出がいっぱいあります」と感慨深げな表情を浮かべ「この先、定期的に明治座さんで歌舞伎公演が行われることを願い、そのためにも一生懸命勤めます。たくさんのお客様に来ていただければ」と言葉に力を込めた。芝翫は明治座を「古風な香りのする芝居小屋で、歌舞伎にぴったり」と表現し、自身が出演する演目について「昼の部の『大杯觴酒戦強者』は、久しぶりに上演される、面白い作品です。梅玉の兄さんとがっぷりと組ませていただきます。夜の部『絵本合法衢』では、幸四郎さんが先月(東京・歌舞伎座で行われていた『花の御所始末』)に続き“悪の華”を咲かせております。前月に引き続き、僕は幸四郎さんに無残に殺されます(笑)」と述べた。
孝太郎は「父(片岡仁左衛門)のことで心配をおかけしましたが、本日復帰いたしました」と、仁左衛門が歌舞伎座で上演中の「鳳凰祭四月大歌舞伎」に復帰したことに言及し、「あちらもある意味、本日が初日となりますが、こちらの初日も負けないよう、『壽祝桜四月大歌舞伎』をぜひお願いします!」と話した。幸四郎は「打倒『滝沢歌舞伎』と思って勤めたいと思います!(笑)」と、昨日開幕した「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」に触れ、会場の笑いを誘う。また「絵本合法衢」について「“作り直す”ということをテーマに、1つのゴールに向かって進んでいます」と説明した。
愛之助は「明治座創業150周年の記念の月に出させていただき、ありがたく思っております。先月の『大逆転!大江戸桜誉賑(だいぎゃくてん おおえどかーにばる)』も拝見し、しっかりと松平健さんからバトンを受け取りました。ここからのスタート、がんばります!」、高麗蔵は「芝翫さんもおっしゃっていましたが、この明治座さんは歌舞伎が似合う劇場。久しぶりの出演となりますが、“ただいま”という感じです」と笑顔を見せた。
最後に梅玉は「明治座さんの150周年を記念した歌舞伎公演に出させていただけること、光栄に思っております。『お祭り』では、劇中で一言、150周年に向けたお祝いの言葉を言わせていただきます。何を言うかは、その日その日のアドリブになるかと思いますので(笑)、お客様に楽しんでいただけたら」と明かした。「壽祝桜四月大歌舞伎」は4月25日まで。
明治座創業百五十周年記念「壽祝桜四月大歌舞伎」
2023年4月8日(土)~25日(火)
東京都 明治座
昼の部
「義経千本桜 鳥居前」
出演
佐藤忠信実は源九郎狐:
武蔵坊弁慶:
静御前:
亀井六郎:
逸見藤太:
源義経:
「大杯觴酒戦強者」
作:河竹黙阿弥
補綴:松岡亮
出演
足軽原才助実は馬場三郎兵衛:
内藤紀伊守:
小姓木村采女:
同 松浦主水:
平岡治右衛門:
井伊直孝:
「お祭り」
出演
鳶頭梅吉:中村梅玉
町娘お玉:中村莟玉
若い者公造:市川男寅
夜の部
「通し狂言 絵本合法衢 立場の太平次」
作:四世鶴屋南北
補綴:鈴木英一
出演
左枝大学之助 / 立場の太平次:松本幸四郎
うんざりお松 / 弥十郎妻皐月:
道具屋与兵衛:中村歌昇
松浦玄蕃 / 升法印:
お亀:中村種之助
お米:片岡千之助
孫七:中村歌之助
番頭伝三:
後家おりよ:片岡千壽
番頭伝三:嵐橘三郎
佐五右衛門:
関口多九郎:中村松江
太平次女房お道:
高橋瀬左衛門:中村芝翫
高橋弥十郎後に合法:
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a\🍫/ @ayuuuu8
まさかの幸四郎さんに【打倒!滝沢歌舞伎ZEROFinal】って言われてるのびっくりすぎる😂
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