「舞台『鋼の錬金術師』」に出演する
「鋼の錬金術師」は、2001年から2010年まで「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載された
一色は、長期間にわたって開催されたエド役のオーディションを振り返り、「オーディションで自分と同じ組になったエド候補の方々が軒並み素敵な俳優ばかりだったので、『勝てないな……』と思う瞬間が何度もありました。その中で選んでいただいたことに信じられない気持ちもありましたし、初めはすごくプレッシャーを感じていたんです。でも出演が決定してから数カ月経ってようやく、さち子さんやプロデューサーチームが僕を選んでくれたことを自信に変えていこうと思えるようになってきました」と心境の変化を語る。
一方の廣野は「オーディションのとき、さち子さんに軽くけんかを売ってしまったんです。その負けん気を買っていただいたのかなと思うんですけど……(笑)」とはにかみつつ、「真っすぐに感情をぶつけられる人に出会えることは、そう多くない。彼女のそういうところをすごく信頼しているので、今回の出会いは必然だったのかなと思います」と石丸への信頼を明かした。
今回、Wキャストで出演する2人は互いの稽古を観て、それぞれの良い部分を取り入れながら役作りをしているという。役者として、互いの尊敬できるところを問われた2人は、「少年を体現する力」(一色)、「演劇に対する熱さ」(廣野)と回答。また一色は、今作で初めてWキャスト制の作品に出演することに触れ、「初めてのWキャストが凌ちゃん(廣野)で良かった」と笑顔を見せた。
最後に、廣野は「舞台ハガレンは言葉で伝えきれないくらい愛が詰まっている作品。自信を持って面白いと言える作品だし、観に来てくださったお客さんに後悔はさせません」と観客に呼びかけ、一色は「お客さんのことを共に旅をする仲間だと思っていますので、ぜひ劇場にお越しいただき、僕たちと旅路をご一緒していただければと思います」とアピールして取材会を締めくくった。
「舞台『鋼の錬金術師』」の公演は3月8日から12日まで大阪・新歌舞伎座、17日から26日まで東京・日本青年館ホールで行われる。
「舞台『鋼の錬金術師』」
2023年3月8日(水)~12日(日)
大阪府 新歌舞伎座
2023年3月17日(金)~26日(日)
東京都 日本青年館ホール
原作:「鋼の錬金術師」
脚本・演出・作詞:
音楽監督・作曲:森大輔
キャスト
エドワード・エルリック:
アルフォンス・エルリック:眞嶋秀斗
ウィンリィ・ロックベル:岡部麟(AKB48)
ロイ・マスタング:蒼木陣、和田琢磨
リザ・ホークアイ:佃井皆美
アレックス・ルイ・アームストロング:吉田メタル
マース・ヒューズ:岡本悠紀
ジャン・ハボック:君沢ユウキ
デニー・ブロッシュ:原嶋元久
マリア・ロス:瑞生桜子
ティム・マルコー:阿部裕
ショウ・タッカー:大石継太
イズミ・カーティス:小野妃香里
ラスト:沙央くらま
エンヴィー:平松來馬
グラトニー:草野大成
傷の男(スカー):星智也
ゾルフ・J・キンブリー:鈴木勝吾
ピナコ・ロックベル:久下恵美
グレイシア・ヒューズ:斉藤瑞季
ニーナ・タッカー:小川向日葵、尻引結馨
キング・ブラッドレイ:辰巳琢郎
真鍋恭輔、辻大樹、田嶋悠理、三小田芳樹、榮桃太郎、丸山雄也、島田隆誠、近藤茶
アルフォンス・エルリック:桜田航成(スーツアクター)
バンドメンバー:森大輔(Band Master & Key)、オオニシユウスケ(Gt.)、熊代崇人(Ba.)、守真人(Dr.)
※一色洋平と廣野凌大、蒼木陣と和田琢磨、小川向日葵と尻引結馨はWキャスト。Wキャストは五十音順表記。辰巳琢郎の「琢」は旧字体が正式表記。
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なかむらなおき @nao3_desuyo
一色洋平さんがエド役を演じているのかぁ。 https://t.co/26eVG51sWS