ナイロン100℃30周年公演、第1弾は“ちょっと怖い芝居”、第2弾は“刀を抜かない時代劇”

ナイロン100℃結成30周年記念公演の第1弾となる「新作（タイトル未定）」が、来年2月24日から3月21日まで東京のザ・スズナリ、30日から4月2日まで大阪・近鉄アート館で上演される。また、30周年記念公演の第2弾「新作（タイトル未定）」が2024年夏に東京・本多劇場で上演されることも明らかになった。

いずれの作品も、主宰のケラリーノ・サンドロヴィッチ（以下KERA）が作・演出を担当する。来年2月から4月にかけて上演される新作には、劇団員の松永玲子、村岡希美、みのすけ、安澤千草、新谷真弓、廣川三憲、藤田秀世、吉増裕士、小園茉奈、大石将弘に加え、松本まりか、尾上寛之、岩谷健司、入江雅人が出演。なお、ナイロン100℃がザ・スズナリで公演を行うのは、2013年に実施された若手公演「SEX,LOVE&DEATH ～ケラリーノ・サンドロヴィッチ短編三作によるオムニバス～」以来となる。

30周年記念公演の実施に際し、KERAは「この間25周年だと思ったらもう30周年なのだそうだ。人を馬鹿にしているような速さで時は過ぎる。というわけで2023年2月と2024年の夏に、30周年記念公演をやることになった。ナイロン100℃の旗揚げは1993年8月だから、後者は最早31年目にかかっているのだが、まあいいじゃありませんか。48回目の本公演は26年ぶりのスズナリでちょっと怖い芝居を、49回目の本公演はホームグラウンドである本多劇場で刀を抜かない時代劇をやってみたいなと、今は考えている。よろしくお願い、乞うご期待」とチラシにコメントしている。