舞台「新選組始末記」が明日11月11日に東京・ヒューリックホール東京で開幕。本日10日にゲネプロが行われた。
「新選組始末記」は、子母澤寛が関係者への取材をもとに執筆した小説で、1963年には映画化もされた作品。今回は
ゲネプロ前には
藤堂平助役で主演を務める今江は、「見えないところでがんばってくれているスタッフさんがたくさんいて、その人たちとこの舞台を作れたことを幸せに思っています。明日から初日ですが、全力でがんばっていきますので、応援のほどよろしくお願いします」と決意を見せる。
また沖田総司を演じる林は「(エンタテインメント界でも)いろいろな見せ方がある中、歴史をなぞって見せる演劇はあまりないと思うので、今、この時代に生きる『新選組始末記』という作品を楽しんでいただけたら」とあいさつ。途中、言葉を詰まらせた林に今江が「がんばれ、がんばれ!」と鼓舞するシーンも。林があいさつし終えると、2人は目配せして笑い合った。
伊崎、校條、日向野、毎熊は新選組のメンバーに扮する。斎藤一役の伊崎は「真っすぐ、がむしゃらに“走る”今江くん、林くんの熱意に感化されて、熱い作品を作ってきました。たった6年しか存在しなかった新選組が何を思い、何のために戦っていたのか、感じていただければうれしいです」と語り、土方歳三役の校條は「稽古場から皆で掲げてきた“誠”をしっかりと、最後まで届けられるようにがんばります。1人でも多くの方に拡散していただけたら……」とおちゃめにコメント。
原田左之助役の日向野は「新選組には多くのファンがいて、映画や舞台でたくさんの方々が演じてこられた。(新選組には)“誠”という信念、伝えるべきものがあると思うので、彼らの気持ちを届けられるよう、最後まで精一杯走り抜けて参ります」、永倉新八役の毎熊は「この時代ならではの正義と正義のぶつかり合い、意志を持った男たちの熱いお話になっています。殺陣などのアクションはもちろん、人間のストーリー(ドラマ)も観ていただけたら」と作品への思いを語った。
「新選組をよく知る人も知らない人も非常に楽しめる作品になっている」と言うのは、伊東甲子太郎役の河相我聞。周囲を見渡して「キャストの方々も素敵で、僕の息子でもおかしくないような年齢。いつの間にかもう若手ではないのだなと感じながら、一生懸命やっております」とほほ笑みながら心境を明かした。最後に杉村義衛役の酒井敏也が「若さとスピード感あふれる舞台ができました。皆様にいっぱい観てほしいです。よろしくお願いします」と締めくくり、取材会は終了した。
上演時間は休憩なしの約2時間10分。公演は11月20日まで。
舞台「新選組始末記」
2022年11月11日(金)~20日(日)
東京都 ヒューリックホール東京
原作:子母澤寛
脚本:
演出:
出演:
アンサンブル:生谷一樹、小林諒大、
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舞台「新選組始末記」
11月11日(金)~20日(日)
東京都 ヒューリックホール東京
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