「ポントの王ミトリダーテ」は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲、ヴィットーリオ・アマデオ・チーニャ=サンティが台本を手がけた作品。宮城がヨーロッパでオペラを演出するのは、今年7月にフランスのアルシュヴェシェ劇場で上演された「クレタの王 イドメネオ」に続いて2作目となる。指揮をマルク・ミンコフスキが担い、空間構成を木津潤平、美術を深沢襟、衣裳を高橋佳代が務める。なお本作は、2020年に同劇場で初演される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い延期になっていた。
劇中では、ポントの王・ミトリダーテと、その若い許嫁・アスパージア、そしてミトリダーテの2人の息子・シーファレとファルナーチェの物語が展開する。ミトリダーテは、自分が戦死したとうその報告を流し、息子たちのアスパージアに対する態度を知ろうとするが……。上演言語はイタリア語で、ドイツ語と英語の字幕付き。
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ベルリン国立歌劇場 バロックターゲ2022 オペラ「ポントの王ミトリダーテ」
2022年12月4日(日)、7日(水)、9日(金)、11日(日)※現地時間
ドイツ ベルリン国立歌劇場
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本:ヴィットーリオ・アマデオ・チーニャ=サンティ
指揮:マルク・ミンコフスキ
演出:
出演
ミトリダーテ:Pene Pati
アスパージア:Ana Maria Labin
シーファレ:Angela Brower
ファルナーチェ:Paul-Antoine Benos-Dijan
イズメーネ:Sarah Aristidou
マルツィオ:Siyabonga Maqungo
アルバーテ:Adriana Bignagni Lesca
※Ana Maria Labinのi、Paul-Antoine Benos-DijanのBenosのeはアキュートアクセント付きが正式表記。
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長澤直子 @operaview
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