太田信吾作・演出「最後の芸者たち」が東京を経て大阪・兵庫へ

ハイドロブラスト「最後の芸者たち」が東京公演を経て、大阪・兵庫で上演される。

「最後の芸者たち」は、太田信吾が主宰するハイドロブラストの第3回公演。本作では日本から途絶えつつある芸者の文化に焦点を当て、太田自身が芸者見習いとしてお座敷修行をしたり、元芸者や現役芸者への聞き取りを重ねたりした内容をベースに、パフォーマンス作品を立ち上げる。出演者には太田のほか、竹中香子、大崎晃伸、そして音楽も手がける内橋和久が名を連ねた。

なお東京公演では振付・演出家、映像作家の余越保子と、ダンサーで、本作品の出演でありアドバイザーの大崎晃伸によるトークイベントも行われた。トークの中で余越は、本作中に登場するお酌や踊りの動きについて、社会との関係性から分析。大崎は、調査や稽古に携わる中での発見や、「踊りや歌で人を楽しませることが心からの喜び」とという芸者たちの言葉が印象的だったと話した。

本公演は明日9月18・19日に大阪公演は西成演劇祭2022「路地裏の舞台へようこそ」参加プログラムとして大阪・3Uにて、24・25日に豊岡演劇祭2022 フリンジ【Selection】プログラムとして兵庫・城崎国際アートセンター スタジオ1で行われる。