これは、大塚健太郎が作・演出を担う2作品「流れる」「光環(コロナ)」を同時期上演する企画。「光環(コロナ)」は、エドガー・アラン・ポーの小説「盗まれた手紙 The Purloined Letter」を題材に、昨年上演された「Letters」を下敷きにした新作となる。出演者には古瀬リナオ、
「光環(コロナ)」について、大塚は「コロナ禍のステイホームで感じたのは、本来ならばあのまま続いていたはずの日常が失われてしまったのではないか、という、ぼんやりとした得体の知れない不安でした。本来なら起こるべきだったことが起こらないまま、失われてしまった可能性はもう二度と取り戻すことはできないまま、しかし世界は続いていってしまっている。これはわたしが、わたしの中のそんな未練を鎮めるために書いたきわめて個人的な作品です。でも、2020年と2021年の『4月20日』を『ともに、ひとりで』経験した皆さんとなら、きっとこの作品を共有することができると信じています。そしてもし、そんなことが本当に可能だったなら、きわめて個人的で限定的なこの作品は、それらの要素を内包したその姿のままで、普遍性を勝ち取ることができるのかもしれない。だからわたしは、語りかけることのできる『あなた』に向けて、この作品を上演します」とコメントした。
「光環(コロナ)」の上演は10日まで。
Gina - ジーナ @_Hotel_Adriano_
劇団あはひ「光環(コロナ)」が、4月6日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕した。 / https://t.co/RuX752UHxY / 劇団あはひ「光環(コロナ)」開幕、大塚健太郎「『あなた』に向けてこの作品を上演します」 - ステージナタリー https://t.co/R6pRFoAk9K