吉祥寺ダンスLAB. vol.4「エコトーン ECHO-TONE」が、本日2月11日に東京・吉祥寺シアターで開幕する。
吉祥寺ダンスLAB.シリーズは、ダンサーが異ジャンルのアーティストとコラボレートし、オリジナルダンスを創作する企画。その第4弾となる今回は、編み物を使った作品を手がける美術家の力石咲と、ダンサーの
開幕に際し、力石は「井の頭公園のほとりから着想を得て劇場へ。朋さんとふたりで始まって、今日この公演が終わるまで関わる人がどんどん広がって。この舞台のあり方そのものがエコトーンのように感じている日々です」、水越は「知覚し、夢想し、呼吸しつづけるからだ。奥底でふつふつと渦巻くものまで舞台にのせた時、ようやく毛糸たちと響き合えるのでは、そんな予感がしています」とコメントした。公演は13日まで。
力石咲コメント
すべては吉祥寺の街を歩いてみることから始まりました。さまざまな人が行き交い、それぞれに色のある通り。沢山の文脈が街中にはあり、混乱しながら井の頭公園へ。そこは街中とは別の、一見そこだけの社会でした。しかしそんな秩序立たれた世界にも混沌があったのです。いや、その混沌さが秩序なのか? 結局すべては絶妙なバランスで繋がっているのかもしれません。
井の頭公園のほとりから着想を得て劇場へ。朋さんとふたりで始まって、今日この公演が終わるまで関わる人がどんどん広がって。この舞台のあり方そのものがエコトーンのように感じている日々です。
水越朋コメント
咲さんの毛糸は、咲さんの持つ美学をしっかりと内に抱えそこにいます。
まっすぐと垂れる姿、抵抗なく添い揺れる曲線……それに比べ人間の心身は随分とぐちゃぐちゃとしている。
毛糸の美しさと並んで立つのなら、このぐちゃぐちゃを受け入れなくてはとある日の稽古場でふと気づきました。
知覚し、夢想し、呼吸しつづけるからだ。奥底でふつふつと渦巻くものまで舞台にのせた時、ようやく毛糸たちと響き合えるのでは、そんな予感がしています。
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ステージナタリー @stage_natalie
力石咲×水越朋のコラボで“編み物とダンス”が出会う「エコトーン」スタート(舞台写真 / コメントあり)
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