「濁りに舟」は、水越が振付・出演を務め、山口紘が音楽を手がける新作。東京公演は東京・中野の薬師あいロード商店街に昨年オープンした、元クリーニング店のオルタナティブアートスペース・水性、京都公演は京都・北大路にある元日本舞踊稽古場のアートスペース・Space bubuにて行われる。
水越は「『濁り』というのはなにかの気配がただようところ。様々なイメージが入り込み、有機的にまじりあう場です」とタイトルに込めた思いを語り、「あらゆるものが潜んでいそうな霧がかった海と空の間のように、広がる靄の中を舟がゆっくりと進んでいくように、それを眺めているように。この作品で遠く記憶と連想の旅にでます」とコメントしている。上演時間は約1時間。
水越朋コメント
タイトルの「濁り」というのはなにかの気配がただようところ。様々なイメージが入り込み、有機的にまじりあう場です。
東京・中野にできた新しいスペース「水性」の立ち上げから改修を手伝いました。
様々な何かが入ってこられるように心地よく空いた場を作る、街に余白を生み出すようでした。
会場の「水性」にはクリーニング屋だった面影が残ります。欠けたり剥がれたり、そこに修復と改装が加わり、新しいもの古いもの、街のにぎわい、様々な息づきが漂っています。
日常と地続きに繋がりながら遠く深く潜り込んでいける不思議な空間です。
あらゆるものが潜んでいそうな霧がかった海と空の間のように、広がる靄の中を舟がゆっくりと進んでいくように、それを眺めているように。
この作品で遠く記憶と連想の旅にでます。
水越朋 / Tomo Mizukoshi @tomo_koshi
ステージナタリーで紹介してもらっています。明日から! https://t.co/M1fTUii7KW