ホロコースト裁判を背景にした、民藝×長田育恵「レストラン『ドイツ亭』」幕開け

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劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」が去る2月3日に開幕した。

劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」より。

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劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」より。

劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」より。[拡大]

劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」より。

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「レストラン『ドイツ亭』」は1963年のホロコースト裁判を舞台に、若いドイツ人女性がたどった半生を描いた、アネッテ・ヘス作品。本作を、長田育恵の脚本、丹野郁弓の演出で舞台化する。ドイツ・フランクフルトで通訳の仕事をしているエーファは、裁判での証言を控えたポーランド人の通訳を頼まれたことをきっかけに、思いもしなかった家族の過去を知ることになり……。

エーファ役の加來梨夏子は「エーファは困っている人を助けてあげたいと思う正義感の強い女性。現実の私と同じ24歳です。アウシュヴィッツ裁判に通訳として立ち会うことで成長していく彼女の姿をしっかりと表現したいです」と意気込みを語った。出演者は加來のほか、石村みか日色ともゑ、西川明らが名を連ねた。公演は2月12日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。

加來梨夏子コメント

私は2020年の4月に民藝に入団できましたが、緊急事態宣言などもあり半年ほどは先輩たちにも会えず、レッスンも演技もできず、一時はもどかしさがありました。

初舞台で主人公のエーファ役に抜擢されたのを知ったときは、嬉しくて空を飛んでいるような感じでした。そのすぐ後には「私に出来るのかな」と不安が来ましたが(笑)。

稽古に入ってからは演出の丹野(郁弓)さんや両親役の日色(ともゑ)さん、西川明さんや、てがみ座の皆さんが本当の家族のようにしっかりと支えてくださり、私も必死にもがいてきました。

エーファは困っている人を助けてあげたいと思う正義感の強い女性。現実の私と同じ24歳です。アウシュヴィッツ裁判に通訳として立ち会うことで成長していく彼女の姿をしっかりと表現したいです。

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劇団民藝「レストラン『ドイツ亭』」

2022年2月3日(木)~12日(土)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

原作:アネッテ・ヘス(原題「Deutsches Haus by Annette Hess」)
脚本:長田育恵
演出:丹野郁弓

キャスト

エーファ・ブルーンス:加來梨夏子
アネグレット・ブルーンス:石村みか
ユーディト・ブルーンス:日色ともゑ
ルートヴィヒ・ブルーンス:西川明
ユルゲン・ショールマン:岸野健太
ヴァルター・ショールマン:山本哲也
ミラー(検察官):箱田暁史
バウアー(検事長):千葉茂則
裁判長:みやざこ夏穂
弁護人:岩谷優志
アルベルト(被告人):松田史朗
ライナー(客):吉田正朗
ガボール(証人):天津民生
オットー(証人):田口精一
ムルカ(被告人):佐々木研
ムルカの妻:別府康子
ボーガー(被告人):境賢一
ジャスキンスキー:杉本孝次
ハイデ(看護師):高木理加
キュスナー(医師):本廣真吾
若い母親:増倉佑美
ナディア(証人):望月ゆかり
廷吏:平野尚
廷吏:横山陽介

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