遊川和彦監督の映画「弥生、三月」ミュージカル化、出演に林翔太・田村芽実ら

ミュージカル「弥生、三月 -君を愛した30年-」が4・5月に東京、京都、愛知、大阪で上演される。

「弥生、三月-君を愛した30年-」は、2020年に公開された映画。「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」、現在放送中の「となりのチカラ」など数々のヒットドラマで知られる脚本家・遊川和彦が監督を務めた。そのミュージカル版となる今作では、脚本・作詞・演出を菅野こうめいが手がける。出演者には主演の林翔太をはじめ、田村芽実、岡田奈々、神里優希、そしてkizuku、大倉杏菜が名を連ねた。

天性の明るさを持つ山田太郎（林）と、自分が正しいと思ったことを貫き通す性格の結城弥生（田村）は、互いに惹かれ合っていた。しかし親友・渡辺サクラ（岡田）を病気で亡くしたことで、2人は思いを伝えられず、別々の人生を選ぶ。やがて2人が希望を見失い、人生のどん底に突き落とされていたとき、30年の時を超えてサクラからのメッセージが届き……。

上演に向け林は「映画を観たことがある方もそうでない方も、心から楽しめる作品にしたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います！」、田村は「およそ30年間を、たったの数時間で演じることは初めてで、新たな挑戦になりますが、スタッフの皆様、そして、共演者の皆様と、丁寧に大切に作り上げることができたらいいなと思っています」とそれぞれメッセージを送る。また岡田は「この作品でキーパーソンとなる繊細な役柄だと思うので、いつものアイドル岡田奈々を良い意味で消して役に入り込みたいと思います」と意気込み、神里は「僕はストーリーテラーとして伝えていくという重要な役割も担います。それぞれが紡いだそれぞれの3月を大切に丁寧に伝えていけるよう、精一杯演じさせて頂きます」とコメントした。

公演は4月21日から24日まで東京・サンシャイン劇場、27・28日に京都・京都劇場、5月5日に愛知・名古屋市公会堂、7・8日に大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。チケットの一般販売は、3月27日10:00にスタートする。