吉右衛門は、急性の心臓発作を発症し、今年3月末から都内の病院で療養していた。最後の舞台出演は、3月に東京・歌舞伎座で行われた「三月大歌舞伎」の第3部「楼門五三桐」。同公演で、吉右衛門は初日から千秋楽前日の3月28日まで石川五右衛門役を勤めた。
吉右衛門は、1944年5月22日東京生まれ。八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)の次男。自身の祖父・初代吉右衛門の養子になり、1948年6月に中村萬之助の名前で初舞台を踏む。1966年10月に二代目吉右衛門を襲名。2011年に重要無形文化財保持者(人間国宝)、2017年に文化功労者に認定された。毎年9月には、初代吉右衛門の芸を顕彰し、その当たり役を自身が演じる毎年恒例の公演「秀山祭」を2006年から行っていた。
訃報を受け、
吉右衛門の実兄・当代
当代
なお葬儀は親族葬にて執り行われる予定。
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itachi @dipdeepers
吉右衛門さんの訃報を今知った。
ショック。
中村吉右衛門が77歳で死去、尾上菊五郎・松本白鸚・松本幸四郎がコメント寄せる(コメントあり) https://t.co/9X1S64YvDA