映画「大事なことほど小声でささやく」は、森沢明夫の同名小説(幻冬舎文庫)を、劇団時間制作の
物語の中心となるのは、スナックを営むゴンママこと権田鉄雄(後藤)と、バーテンダーのカオリ。2人のもとにはさまざまな悩みを抱えたジム仲間が集まる。ゴンママとカオリはそんな彼らに、“カクテル言葉”を添えたカクテルを用意するのだ。
今回の映画版では、歯科医の四海良一夫婦のエピソードに焦点が当たる。作中では、悲しみを抱えた良一がゴンママと出会い、冷え切った夫婦関係を再生させていく。
出演者には、後藤に加え、カオリ役の
なお、映画化に向けてMotionGalleryにてクラウドファンディングが行われる。詳細は公式サイトで確認を。後藤、田村、深水、遠藤、監督の横尾のコメントは以下の通り。
後藤剛範コメント
ゴンママ役の後藤剛範です!
初主演、巨漢、オカマ、ゴンママ、ジム、横尾監督。情報量がちょっと多くて一度その場から離れました。小学生の時からゴンちゃんやゴッサム、と言われてきた自分としては控えめにいってもこれは自分がやるべき役だなと思い、後に監督からすぐに自分が浮かんだという言葉がとても嬉しかった。この世界の、シャイでファニーな登場人物はとても心地よく、相手に掛ける言葉の一つ一つが今の自分にとって胸が温かくなります。その理由を探すつもりで現場に入ろうと思ってます!
田村芽実コメント
私にとって映画は、観客として楽しむものだったので、お話をいただいた時は、とてもびっくりしました。早速小説を購入し、ページをめくっていくと、ふふっと微笑んでしまったり、ぽろぽろと泣いてしまったり。読み終わったあとは、人々の繋がりの温かさを感じ、とても素敵な作品に参加させていただけるんだなと、胸がいっぱいになりました。人との繋がりを感じることが難しくなってしまった今だからこそ、人々の心を強く打つ作品だと思います。映画への出演はほとんど経験がないのでとても緊張していますが、精一杯努めさせていただきます!
深水元基コメント
横尾監督とご一緒させて頂くのは今回で2回目。同い年、同じ家族構成、で勝手に親しみを感じています(笑)。監督の物凄い熱量、作品への愛を感じました。四海良一役……やったことのない役柄に戸惑っています……。でも、この歳になり四海の気持ちはまったくわからなくはない。今の自分を試されるような気分です。今までの経験をぶつけるだけでは太刀打ちできない……新たなステージに登らなければ……できるかな……不安だ……。今回は家族の話、嘘のないよう丁寧に演じるよう心がけます。観て下さる方々に、伝わりますように。
遠藤久美子コメント
原作を読みながら、気付けば涙が溢れて嗚咽に変わっていました。登場人物は、それぞれに魅力的で、クスッと笑いもありながら、切なく、優しく、痛みと愛が溢れている。そして、乗り越えられない事を隠す必要は無いと教えてくれました。失いたく無いものを失った時、どう歩いたら良いか。それぞれに問いかけてくれる作品です。
こんなに考えさせられる役は初めてなので、精一杯作品に関わっていきたいと思います。
横尾初喜コメント
原作を読み、そして作者の森沢明夫さんにお会いする機会をいただき、優しさが持つ力について改めて教えていただきました。
「作品を読んでいただいた後には、幸せな気持ちになってもらいたい」
森沢さんの言葉が、自分の信念を後押ししてくださったようにも感じました。本作のテーマは「人は独りじゃない」。個性的すぎる主人公ゴンママとその仲間たちが織り成す「笑って、泣ける」本作を、個性的な俳優部の皆さんと共に丁寧に思い切り楽しんで表現していこうと思います。
ステージナタリー @stage_natalie
後藤剛範が映画初主演!「大事なことほど小声でささやく」でゴンママ役(コメントあり)
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