「
主人公のアレックスは、母と姉と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。父はアレックスが幼い頃に西ドイツへ単独亡命していた。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加。アレックスが警官ともみ合っていたところを、偶然通りかかった母が発見し、母はそのショックから心臓発作を起こして昏睡状態に陥ってしまう。ある日突然目を覚ました母にアレックスはうそをつき……。
開幕に際し、相葉は「この作品は東ドイツと西ドイツが分かれていた頃のお話ですが、社会主義や資本主義などについても知ることができますし、母のためにつく温かいウソやフィクションを、家族だけじゃなくて近所の人たちもファミリーとしてみんなで作り上げていくところに愛を感じます」と述べつつ、「素敵なみんなで作る愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたら嬉しいです」と観客にメッセージを送った。
上演時間は約2時間40分。東京公演は3月31日まで行われ、その後、4月5日から7日まで福岡・キャナルシティ劇場、11日から15日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
相葉雅紀コメント
この作品は東ドイツと西ドイツが分かれていた頃のお話ですが、社会主義や資本主義などについても知ることができますし、母のためにつく温かいウソやフィクションを、家族だけじゃなくて近所の人たちもファミリーとしてみんなで作り上げていくところに愛を感じます。
このカンパニーは本当に仲が良く、実家でこんなことがあったとか言わなくていいことも口が滑っちゃうくらい何でも話していました! 浅利くんがみんなの行ける日をメモに正の字で書いて調整してくれて全員でご飯に行きましたね(笑)。諸先輩方もみなさん本当に仲がいいのでその中に入れていただけてとても居心地がよかったですし、たくさんの大先輩に囲まれてとても素敵な経験をさせていただいています。そんな素敵なみんなで作る愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたら嬉しいです。
堀内敬子コメント
とてもハートフルな作品で、戦争のことなど昨今いろいろと考えることもあると思いますが、身近にいる人を大切にするということが伝わればいいなと思える作品です。とても温かい作品なのでぜひ皆さんに観ていただきたいです。今回は相葉さんのセリフが多く本当に大変なのに、稽古が始まったときからセリフがしっかり入っていて、スムーズに稽古ができました。みんなが手を取り合って一丸となって作った作品なので、その雰囲気がお客様に伝わったらいいなと思いますし、温かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。ぜひ楽しみに観に来てください。
トリンドル玲奈コメント
アレックスと出会って彼の家族や周りの人たちと関わっていく看護師の役を演じます。アレックスがつくウソについて、いろんな思いを抱えながら演じさせていただきます。
1か月と少し稽古していたんですが、とても楽しくてあっという間でした。歴史のことや時代背景など一見難しい作品だと思われるかもしれませんが、劇中のみなさんの会話などからなにか感じ取って、気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです。頑張ります!
浅利陽介コメント
デニス・ドマシュケという映画監督とプロデューサー志望で西と東が統一された後パラボラアンテナを売る営業でアレックスと一緒になる同僚の役です。
母のために嘘をつくという話ですが、自分の母親、父親が笑って過ごせるのが1番良いなと思うという所に共感できます。相葉くんのアレックスは柔らかくてチャーミングなのでそういう部分が見どころだと思います。
展開が早いので自分が出てないシーンの緊張感、流れの波に乗っかって自分がやるべきことをしっかりとお客様に伝えられたら良いなと思っています。
クスクス笑えるところがあるのでそこも見つけていただけたらと思います。
西尾まりコメント
ご近所さんとして、家族にかかわるハンナ・シェーファー役を演じます。
色々と起きる騒動に巻き込まれつつ、それを楽しみに参加している役どころです。
テンポがとにかく速い芝居なので、お客様も一緒になって巻き込まれていく所が見どころだと思います。
次のシーンへバトンを渡していって、バトンをもらった人は任せろといった感じで展開していくので皆のチームワークの良さを観ていただけたらと思います。
山崎一コメント
アレックスの父親ロベルト・ケルナー役を演じます。
ロベルトは、唯一西ドイツに亡命してしまいますが最後に彼が1番大切なものが何だったのかが、わかっていただけると思います。
西とか東、というイデオロギーの話も出てきますが「愛」や「家族」の話で、結局西も東もないんだということを感じていただけたらと思います。
とにかく頑張ります(笑)
お客様には少しだけでも幸せになって帰っていただけたら嬉しいです。
パルコ・プロデュース 2025「グッバイ、レーニン!」
2025年3月9日(日)〜31日(月)
東京都 PARCO劇場
2025年4月5日(土)〜7日(月)
福岡県 キャナルシティ劇場
2025年4月11日(金)〜15日(火)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
スタッフ
原作:
脚本:ベルント・リヒテンベルク
演出:
出演
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