2021-2022シーズンは、10月2・3日に北海道・札幌文化芸術劇場hitaru、10月7日から10日まで東京・Bunkamura オーチャードホールで上演される「シンデレラ」でスタート。このほか12月には「くるみ割り人形」、来年1月には「クラリモンド~死霊の恋~」と「FLOW ROUTE 222」、3月には「ロミオとジュリエット」、5月には「カルメン」がラインナップされた。
またこのたび、
熊川哲也コメント
Kバレエ カンパニーの活動の大半を占める全幕レパートリーは、古典からオリジナルまですべてが独自のプロダクションであり、今やそれは無二の財産となり他と一線を画す我がカンパニーのアイデンティティとして確立されています。
バレエ芸術に携わる上で先人の作品を継承し、その価値を守りながら未来へとつなげてゆくことは大切な使命であるのは言うまでもありません。しかしその一方で、“今この時代”に自国発のオリジナリティあふれる新たな作品を生み育てること、そしてそれを世に問い続けることは極めて重要であり、この日本におけるバレエ文化の発展はそこにかかっているといって過言ではないのです。
偉大な先人たちが築いた古典バレエの伝統を継承しつつ、オリジナル作品によって新たな地平を切り拓く――そのスタンスは、来たる2021-2022シーズンももちろん変わりありません。今期のトピックスとして一つ挙げるならば、来年1月公演では、2018年に小品として発表した私自身の演出・振付による「死霊の恋」を全編版として創作し、世界初演を迎える予定です。小品初演時に絶大な評価を得た手応えという以上に、もともと着想を得たゴーティエの同名短編小説にはインスピレーションを掻き立てる魅力的な要素が数々あり、いずれは全編版をというかねてからの展望がありました。また新たな形で作品の進化に挑むこの公演を、ぜひ楽しみにしていただければと思います。
飯島望未コメント
このたびKバレエ カンパニーに入団させていただくことになりました。子どもの頃から何度も観て憧れ続けてきたカンパニーの一員となれることは、私にとってこの上ない喜びです。Kバレエの作品はどれをとっても舞台美術や衣裳、演出など本当にすべてが特別で、個性際立つダンサーが揃っていることにも魅力を感じています。私自身、この新たな環境の中で多くの刺激を受けながら、一から学ぶ気持ちで精進していきたいと思います。熊川芸術監督をはじめとする素晴らしいアーティスティックスタッフ、カンパニースタッフやダンサーの方々と一緒に舞台を作り上げていくのが今からとても楽しみです。観客の皆様にさまざまな感動を与えることのできるダンサーになれるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
熊川哲也 Kバレエ カンパニー Autumn Tour 2021「シンデレラ」
2021年10月2日(土)・3日(日)
北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2021年10月7日(木)~10日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
演出・振付:
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
キャスト
シンデレラ:日高世菜、 ※日高世菜、高橋裕哉の「高」ははしご高が正式表記。
王子:
ほか
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ナタリー: Kバレエ2021-2022シーズンラインナップ発表、飯島望未の入団も決定(コメントあり).
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