世田谷パブリックシアターが2021年度ラインナップを発表

東京・世田谷パブリックシアターが、2021年度の主催事業ラインナップを発表した。

演劇作品には、ワジディ・ムワワドの戯曲を上村聡史が立ち上げる「約束の血の4部作」の第3弾「森 フォレ」、小山ゆうなが演出し、浦井健治が東京・シアタートラムに初登場する「愛するとき 死するとき」、栗山民也と瀬戸山美咲が初めてタッグを組む「彼女を笑う人がいても（仮題）」、フィリップ・リドリーの作品を白井晃が演出する「マーキュリー・ファー Mercury Fur」再演がラインナップされた。また、野村万作、野村萬斎、野村裕基、石田幸雄らが出演する「狂言劇場 その九『法螺侍』『鮎』」が6月に上演される。

7月末から8月にかけて予定されている「せたがやこどもプロジェクト 2021」の「ステージ編」にはフォルモサ・サーカス・アート（FOCA）、春風亭一之輔が参加するほか、「日野皓正 presents “Jazz for Kids”」の集大成となるファイナルコンサートを開催。10月には「世田谷アートタウン 2021」関連企画「フランス フェスティバル 2021-2022」として「フィアース5」「ぶくぶくマリンパレード」のほか、フランソワ・シェニョーと麿赤兒が構想・出演する「ゴールドシャワー」が上演される。同月27日には、劇場の芸術監督である萬斎がゲストアーティストたちとトークやパフォーマンスを繰り広げる「MANSAI◎解体新書 その参拾弐」が行われる。

12月には新たな若手演劇人育成プログラムが始動し、シアタートラムで「Hatch Out Theatre ハッチアウトシアター2021『子どものためのリーディング公演+ワークショップ』」を実施。さらに3月には一般市民による「地域の物語 2022」が、同じくシアタートラムで披露される。

このほかにも演劇・ダンスのワークショップ、学校や施設との連携プログラム、ノゾエ征爾が脚本・演出を担う「世田谷パブリックシアター@ホーム公演」などが計画されている。

※2021年4月27日追記：新型コロナウイルスの影響で世田谷パブリックシアター / シアタートラムが臨時休館するため、「フリーステージ 2021」は中止になりました。